海外旅行など夢のまた夢 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

年末に海外旅行など

介護者にはあり得ない話

 

 

 

呼び出されたら

遅くとも3時間以内

駆けつけなければなりません。

 

 

 

それが

施設入所の条件。

 

「できる範囲で

やれば良いじゃない」

 

義理の妹の口癖でした。

 

「できることと

できないことがある」

とも。

 

 

 

たしかに

そうなのでしょうが

施設の職員にはできることに

限界があります。

 

 

 

具体的に言いますと

義母がデイサービスで転倒し

骨折した折も

 

すぐに来てください。

多分骨折していますので」

 

施設からの要請でした。

 

 

「とりあえず

病院に連れて行って

いただけませんか?」

 

「ご家族以外は

入院手続きができません」

 

「でも事故なのでしょう?

急を要するのなら

連れて行っていただきたいのですが」

 

「いえ

できません。

どれぐらいで来ていただけますか?」

 

「今出先ですので

高速を走っても2時間はかかりますが」

 

「1時間で来ていただけませんか?」

 

もう無茶苦茶です。

 

 

 

しかも

監督責任は施設にもある筈。

 

 

 

咄嗟の判断で

施設の近くに住む親族

電話で連絡しました。

 

入院立ち合いはOKに。

 

ただ施設の場所はわかりません。

 

 

 

再度施設に電話して

立会人はいること

そして

病院まで運んで欲しいこと

とお願いしたところ

しぶしぶ了解して下さいました。

 

 

 

おそらく

当方を待っているより

早く自由になれるからでしょう。

 

 

施設入所の場合も同じです。

必ず駆け付けなければなりません。

 

妹のように

「できる範囲で」

は通らないのです。

 

 

 

しかし

「交渉が下手なんじゃないの?」

能力が低いとでも言いたげです。

 

 

 

そして

沖縄旅行土産など

平気で送ってくれるのです。

 

傷に塩を塗るとは

このこと。

 

 

 

ただ本当に理解できない

 

今でも

分かっていないのでしょう。

 

 

このように

介護者の立場は

施設に対して弱いのです。

 

決して

交渉能力の問題ではありません

 

自分を

変に追い込まないことが大切です。