一転 転居不要に | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

長野県の施設には

受入を拒否された形ですが

正式に拒絶されたわけではない。

 

 

 

今介護で悩んでおられる方には

参考にしていただきたいので

もう少し詳しく述べます。

 

 

 

義理の妹は

施設に連絡しましたが

相手は営業の担当者のみ

 

施設へは出向いていません

具体的に書類を交わした訳でも

ありません

 

 

 

「3カ月先に入所」

営業担当者のフライング

過ぎません。

 

 

しかも

お互い顔も合わせていない。

電話でのやりとりだけ。

 

 

 

営業担当者としては

入所希望者の介護度

ADL(日常生活動作)

知りたい訳ですが

妹はそのようなことを

理解していません。

 

 

 

「今入所している施設に

訊いて下さい」

ということなのでしょう。

 

 

 

そしてサマリー(入所者の概要)

妹に要求したものの

それも理解しようとしない。

 

つまり

「直接施設に訊いてくれ」

ということです。

 

 

 

自分の経験や

周囲から聴いた情報から判断して

このような乱暴なやりとりは

ありません。

 

ありえないのです。

 

 

 

地域包括支援センター

介していたら

すぐに諭されたことでしょう。

 

しかし

それすら省略してしまった。

 

 

「自分の手を汚さないこと

すなわち有能」

との勘違いです。

 

それは

日常でよく目にする光景でした。

 

 

 

施設を選ぶうえで肝心な

情報収集

施設見学

介護姿勢の確認

こういったイロハを省略。

 

 

 

相手の営業担当者も

それに乗ってしまったため

気まずい結果になってしまった。

 

 

 

しかし

妹はそれも理解しません

 

「今入所している施設が

邪魔している。

3か月後には転居する

考えは変りません。

 

 

 

さりとて

営業担当者にも

連絡を取ろうとしない。

 

「なにかまずいことが起った」

勘付いてはいても

自分の責任にはしたくない。

 

 

 

何も進まないまま

数週間が経過した時でした。

 

 

 

「遠方の施設に移動するなど無理。

当面今のまま入所していてよい

 

施設長から

そういった趣旨のお話を

いただきました。

 

 

「いつまで」はおっしゃいませんが

ひとまず肩の荷がおりました。

 

 

 

「長野まで動かせない」

妹に話しましたが

 

介護タクシー

使えば良いじゃない」

 

「ならば

そちらで手配できるか。

途中の休憩も任せてよいか

 

受入側の施設担当者は

入所を許可しているのか

 

さらに

「施設を訪問して

書類で入所申込はしてあるのか」

 

立て続けの質問に

何も答えられない妹でした。

 

 

 

「時には

毅然と対応しなければ」

 

つくづくそう思いました。