老健は短期入所? | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

義母が入所した老健ですが

個室は常に満室でした。

 

しかも個室に入っておられるのは

自力で寝起きできないなどの

かなり介護度の高い方

 

 

幸い

義母は個室に拘りませんでした。

 

「個室は家に帰れない人」

 

義父が特養の個室に入り

自宅に戻らなかったことから

勝手に思い込んでいたようです。

 

 

義母は4人部屋で

常時2つが空いていたため

事実上2人部屋でした。

 

 

 

ある日

同室のご婦人が退所。

 

その際に

 

「家にいても何もすることがない。

ここはいろいろやることがあって楽しい。

すぐに戻ってくるから」

 

「実家に戻れるというのに何故?」

 

素朴な疑問でした。

 

 

 

そして「宣言」どおり

一月後に戻って来られたのです。

 

 

老健は短期入所だから

すぐに次を探さなければならない

 

そう思って焦っていたのですが

老健の事務担当者もケアマネさんも

そんな話はされません。

 

 

 

そして入所してから1年経過した頃

 

「お話があります」

 

と声がかかり

 

「いよいよ次を探さねば」

 

覚悟して伺うと

 

「ご自宅か何処か

転居していただく場所

ありますか」

 

「これから探そうと・・・」

 

「それではこちらで如何でしょうか?

 

老人ホームのパンフレット

見せていただきました。

 

 

かなり高価ですが

 

二週間だけです。

その後

ここに再入所していただきます。

来年からは一月になりますが」

 

まるで時効の中断のようなもの。

 

 

 

「ずっと

置いていていただけるんでしょうか?」

 

「ご本人の状態と入所状況次第です。

審議会で

検討させていただくことになります」

 

ブラックボックスのようなもの。

 

 

 

たしかに

老健に入所期間の制限について

はっきりとした決まりはないようです。

 

 

 

紆余曲折はありましたが

結局義母は老健で

ずっとお世話になることになります。

 

 

施設入所には

このように曖昧な部分も残っています。

 

ですから

ケアマネさんなど介護担当者との

コミュニケーションは欠かせないのです。