市民病院転院 長い一日 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

2016年4月29日の祝日

そう昭和の日です。

 

世の中では

これからゴールデンウイークが

始まろうとする日。

 

そんな日に

特養から緊急連絡を受け

義父を特養から隣町の市民病院

転院させました。

 

 

転院を促したのは特養でしたが

決めたのは特養ではなく家族の自分達。

 

必ずそうなりますから

施設介護の方は覚悟して下さい。

 

 

 

そして病院まで

特養の職員が一緒でした。

 

おそらく入院が可能か否か

確認するためだったのでしょう。

 

 

 

入院が決まるまでは

さらに時間を要しました。

 

大病院ですから

ひととおり検査します。

 

たしか午後3時頃から始まりました。

 

ほどなく特養の理事長から電話が。

「多分そのまま施設に戻ることはない

意味がわかりません。

まだ入院も決まっていないのですから。

 

市民病院が施設に戻そうとしたら

別の病院をあたらせるつもりだったのか。

 

「入院かどうか結果を教えて下さい」

特養の職員は戻って行きました。

 

 

休日とは言え

市民病院には次から次へと

救急患者が運ばれてきました。

 

いつ診察を受けられるのかも

わかりません。

 

どうやら義父の緊急度は低く

後から来た患者さんが優先されている。

 

やっと呼ばれたのは午後9時。

 

「心不全なので

このまま入院して治療します。

胸水があるので

利尿剤で様子をみます」

 

よくわからないまま

義父は入院。

 

 

 

そう言えば本人も家族も

朝食をとってから

何も食べてはいません。

 

 

病室が決まり

義父を残して病院を出ました。

 

 

 

どうやって帰宅したのか

何を食べたのか

実は記憶がありません。

 

 

「この先どうなるのだろう」

不安は果てしなく拡がって行きました。