のぞみを砕く義母の嘘 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

「長野の実家なんか

もうあらへんよ。

子供達が売って三人で分けたから」

 

特養での面会時

義母義父に伝えました。

 

 

 

義父は長野県出身

岐阜に出て仕事を見つけ

義母に出会って結婚。

 

 

 

実家は弟が継いだものの

数年前に亡くなり

その後どうなっているのか

確認はできていませんでした。

 

 

 

義父は

岐阜弁でしか話さないものの

事あるごとに

長野の話をしていました。

 

 

 

その時

岐阜県下では桜が満開

 

 

長野もそろそろ桜が咲き始めるか」

そんなことを口にした直後に

義母から聴かされた話でした。

 

 

 

後日特養を訪れた際

「わしの金を使ってくれて良いから

長野の実家を取り返してくれ」

 

義父から直接頼まれたものの

手立てがわかりません

とても義父の貯金だけでは無理

 

 

 

しかし

冷静になって考えてみました。

 

「義母はどこからそんな情報を得たのか」

義父の親族とはそもそも疎遠

 

義弟が亡くなってからは

接触もない筈です。

 

実家の話をする相手もいません。

 

 

 

「事実を確認しよう」

 

幸い登記システムを使用できるIDを

持っていましたので

PCからアクセスしました。

 

 

 

すると

実家の所有者は義父の実弟のまま

相続の登記もされていません。

 

グーグルマップでも確認し

実家が取り壊されていないとの

確信を得ました。

 

 

 

すぐに特養を訪れて

登記簿とともに実家の写真を示し

義父に説明しました。

 

 

もちろんよろこんでくれましたが・・・。

 

 

 

義母は何故根も葉もないこと

確信を持っているかのように

伝えたのか。

 

 

「もう実家のことなど考えないで

おとなしく特養で過ごして

 

良心的に考えて

そんなところなのでしょうか。