1月28日

弊社のブログをご覧になって頂いている皆様、こんばんは常磐工業の大場です。

今日は昨年10月30日に天国へ旅立ってしまった、克一郎前社長の誕生日と言う事もあり、前社長が好きだった赤ワインを買って来て一人宅呑みをしてました。　　
呑みながらで・・・すみませんが、生前の思い出など少し綴りたいと思います。
私が克一郎前社長との出会いは11年前に遡ります。　

当時の前職の会社では自身の将来を見い出すことが出来ず、暗雲低迷の中会社勤めをしていました。
仕事の取引で前社長と初めてあった時感じたのは、彼が発する言葉は決して饒舌と言えるものではないが、凄く力や思いがこもった話をする人なんだなと感じた。仕事の関係で会うことを重ねるうちにそんな人柄に惹かれ、新たな希望を胸に常磐工業への入社することに。　　
年齢も同じ歳と言う事もあり、ジェネレーション感覚も合い勤務時間外は友人として接してくれる一面もありました。

震災時、社員やその家族が避難する中、前社長と私はいわきに残ることを決め、お互いの家を行ったり来たりして食料を融通したり一緒に時間を過ごし、会社のこれからの対応など話し合ったりしていました。　

食料はお互いに融通しあった結果、なんとかなったが、一番困ったのはタバコ・・・！！！　
前社長も私も愛煙家だった為、どうしようかと・・・二人真剣に考え、とりあえず車で市内を廻ってみることに・・・
普段なら容易にタバコが入手出来るコンビニは全部閉まっているしで、タバコの自動販売機は全部売り切れか、自販機自体の電源がオフになっている始末で買えない状態！！！

そんな中市内を走っていると個人商店は開けてあるところもあり、わずかに残っていたタバコを入手！　

そんなこんだで市内を回ったが暫く二人で吸う分には程遠く・・・結果明日は北茨城、高萩へタバコを探す旅に出ようと言う事になりました。
ガソリンの残ってある会社のダンプで「タバコ探しの旅」へ向かう途中、営業しているお弁当屋さんを発見！　飲食店やスーパー等も閉まっている状況が状況なだけに、お店の前にはたくさんの行列。　何とか二人分のおにぎり弁当を入手出来たが、おにぎり二つで800円とか、これはもう震災時の便乗値上げ価格だろ～！！！と言うような、超高級なおにぎりを買って笑いながら二人で食べたのも今となっては楽しかった思い出。　

どんなにに自分が苦しい時でも、楽しいことが大好きで笑いが大好きだった。　　　

前社長が生まれ持っていた大きな優しさや人を惹きつける魅力は今でも凄いと思う。　　破天荒だった一面は生き急いでしまったのかなとも思う・・・

「楽しく暖かい会社」

「お客様に可愛がられるような人員の育成」

「ニーブナブルでいわき市に還元出来る会社」

「いわき市に無くてはならない会社」

上記以外に託された使命や宿題はいっぱいあるけれど、使命を全うしそのうち自分が向こうへ行った時にお土産話を酒の肴にまた一緒に呑みたい。