4.あいさつは評価に関係するか? | 人事評価のQ&A

4.あいさつは評価に関係するか?

 Y君は職場の通路ですれ違ってもめったにあいさつをしません。自分からあいさつをすることは全くといってよいほどなく、こちらから「おはよう」と声をかけると、機嫌の良い時には「おはようございます」と小さな返事が返ってきますが、多くの場合はちらっとこちらを見るだけで、後は知らん顔をしています。同じ会社の中にいても、あいさつさえできないのでは人間関係がうまくいくはずがありません。そこで、Y君の協調性を『C』と評価したいと思います。どうでしょうか?

 同じ職場の中であいさつをするしないは、仕事以前の社会常識の問題です。また、Y君が持って生まれた性格・生い立ちの問題ともいえます。ここで考えていただきたいのは、人事考課は人間そのものを評価するのではなく、仕事を遂行する能力・取り組み姿勢・結果を評価するものだということです。
 
 Y君があいさつをしないことによって、仕事上具体的な不都合を引き起こしているのであれば、その具体的事実を上げて評価に反映すべきでしょうし、そうでなければ評価の対象にはなりません。
 もし、「あいさつをしなさい」という業務命令があって、あいさつをしないのであれば服務規程に反するということで、規律性を『C』とすることもできますが、あいさつは業務命令でするものではないと考える方が適切です。

 大切なのはそのことを評価に反映させてからY君の態度を改めさせようとするのではなく、気持ち良くあいさつをすることが、周囲の人達にもY君にとっても良いことなのだとあなた自身のアプローチで気づかせることではないでしょうか。