まだ11月の半ばですが今年のクリスマスの歌、ナンバー1が決まりました。

もちろん自分の中だけの話ですが・・・・・それは吉井和哉の「バッカ」です。

彼の4枚目のアルバム「Hummingbird in Forest of Space」に収録されてる歌です。

12月にはシングルカットされるそうです。

内容はハッピーなクリスマスではなく一人で過ごす寂しげなミディアム・バラード。

間奏のスライド・ギターがしっかり泣いています。


吉井和哉・・・・・・元ザ・イエロー・モンキーのヴォーカリスト。

ザ・イエロー・モンキーは洋楽ばかり聞いていた自分がそれと同じように感覚できいた初めてのバンドです。

ロックン・ロールのイメージ・・・・・・格好良くて不健康で傷だらけ。

そのすべてをザ・イエロー・モンキーは持っていました。

しかし2004年、残念ながら解散してしまいました。

解散とはいいますが吉井君が止めたかったというのが事実です。


バンドを止めたヴォーカルの進む道は大まかにわけると3通りです。

1 バンドの路線を継続する。(日本の場合は殆どがこれです、ファンが付いてきます)

2 自分の好きな音楽を追求する。(売れなくなる場合が多いです)

3 2をしながらファンを増やしていく。

大体こんな感じじゃないでしょうか。

そして吉井君の選択したのは・・・・・たぶんもっとも困難な3だと思います。

もっともまだその過程の途中ですが。

この道はかなり険しいと思います。

自分の傷を表に出しながら、それでも平気な顔で歌ってたジョン・レノンのように。

輝くために傷だらけになって行くのでしょう、きっと。


正直自分は吉井君のソロよりザ・イエロー・モンキーの歌のほうが好きです。

でも付いていこうと思います。

今の吉井君のほうがリアルであるのは間違いないですから。


「Hummingbird in Forest of Space」は優しい雰囲気ですが、1970年代中盤(ミック・テイラー在籍時)のストーンズを思わせるように少し退廃的です。

ギターもめずらしくブルースの香りがします。(エマがいないせいかもしれません)

確信に向かって歩き始めた一歩かもしれません。


「バッカ」・・・・・クリスマスの定番にはならないでしょうが素通りするには勿体ないですよ。