令和2年度の税理士試験まで、1カ月を切り、あとは追い込み期間ですね。
答練解き直しや過去問などのアウトプットと合わせ、理論の精度を上げていきつつ応用対策も行うという、本番に万全に臨むための重要な時期。
今年受験される皆様はこの4連休を最大限に活用していることでしょう。
2年前の受験が最後となった私ですが、
今でも、7年間のうち6回・のべ7科目を受験した経験からか、この7月中旬以降のことは非常に強く思い出されます。
結果はともかく、自分に一切妥協していなかったな、と今でも思ってます。
(この時期会社の飲み会は一切行かず、平日会社帰りに自習室通い、土日祝日も毎日自習室に朝から籠っていましたので・・小学生だった子どもが夏休みに入って最初の2週間は一切一緒に遊びに行かなかったという家庭的にはダメな父親でしたが。)
この時期、調子よく過去問解き直しをやっていると、解く問題がなくなってしまったり、
一方直前期に全く初見の問題を解くのもよろしくないので、受験予備校の直前対策模試以外はすべて一度解いたことがある問題を解く訓練をしていましたが数回転目に「慣れ」がでてきてしまって問題文をよく読まない逆効果を生み出してしまったり、、、
と残りの期間の勉強はかなり自主性にゆだねられるので、
(受験予備校の授業や課題をペースメーカーとして考えている場合は特に)
気を使って計画を立ててました。
特に試験が始まって、理論から解くか計算から解くかは科目や状況によって違うかもしれませんが、理論の問題文はすぐにペンを走らせたくなるので、問題文をよく読む習慣を意識しないと、
それこそ的を射てない(少し標的からズレたところを書いている)なんてことが生じてしまいます。
私が最初の税法受験でミスった2015年の消費税法の理論問題がまさにそれでした。。
私のブログを受験生のお立場でご覧になっている皆さま、「そんなことよく分かっているよ、普段から注意しているから大丈夫」と思われて訓練していれば大丈夫だと思います。
ただ(こんなこと書くのもよろしくないですが)試験委員の出題する問題は予備校が作成する問題とは比較にならないほど非常に分かりづらいものもあるので、是非過去問や答練の「解き慣れ」により生じがちな「問題文の自分勝手な解釈」(思い込み)にはご注意いただければと思います。。。
さて今日敢えてブログを書こうと思ったのは、今年の「試験会場」の件です。
コロナ影響もありおそらく国税庁も相当場所選びに腐心したと思います。
勝手な想像ですが、ソーシャルディスタンスのためには、空間的な広さが必要なので教室的な会場よりもホール的な会場を優先したのだと思いますし、例年より人口密度を低くおさえないといけないはずなので、大阪なんかは3会場になってましたね。
(といってもたぶん昨年と会場違うのは関東と関西だけですが)
東京は、国税局で47人受験という例外はありますが、基本は「幕張メッセ」のようですね。
さて、私が2012年、簿記論を受験したのがこの「幕張メッセ」でした。
このときは、東日本大震災の天井崩落事故などがあったこともあり会場には大規模ホールが選定されていたと思います。
しかも翌年2013年の財務諸表論は「横浜アリーナ」でしたから、その意味で「大きなホール」での受験経験はそれなりにあると自負してます。
本来は確率の話ですが、たとえば教室受験でまわりに100人とかだと、10%の合格率で「この中で10人に入る必要がある」という感覚ですが、それこそ1000人くらいが同じ空間にいると、「この中の100人に入ればよい」と気楽になります。
(ミニ税法は全体で100人くらいの合格者だったりする科目もありますので例えが難しいですが、私が大ホールで受験した簿記論と財務諸表論をイメージしての発言です)
特に簿記論と財務諸表論は、記念受験的な人も多いはずです。
簿記論は言わずもがな、財表も、簿記論と並行して勉強している一方で合格レベルにいっていなくても受けている人もいます(そんな多くないと思いますが)
実際は会場に「合格レベルにいる」人がどれくらいいるか分かりませんが、私は一緒の空間で受験している人が多ければ多いほど、そういった気持ちでまわりを見渡して気持ちを落ち着かせていました。
それで、簿記論は幕張メッセで一発合格、財表は1年目は記念受験でしたがA判定、2年目の横アリで合格と相成りました。
あくまで個人的意見なので参考まで・・・。
さて、この4連休、税法免除大学院2年生の私も、しっかり勉強漬けです。
昨日は、日中グループワークメンバーとの議論の後、夕方レポートを1つ仕上げて提出、夜は6限授業の後、もう一つレポート仕上げて提出完了。
今日は、午前中から、大学図書館や租税資料館で収集した資料の読み込みから修士論文を執筆、午後に指導教授からアドバイスいただいた校正内容をもとに修正を加えて今に至ります。夜はこの後、10時まで授業を受けた後にもう少し論文執筆予定。
明日も授業(オンライン)が2つありますが、さすがに明後日は家族サービスしないと、ちょっと嫁と娘がスパークしそうなので、、、、
レポート関係はもちろんのこと、論文も明日までにある程度自分の納得いくかたちで進めておきたいと思います。