デコーダ、スピーカーの物理的な接続、搭載はひと段落。
配線と動作確認が完了したので、今回は音の聞こえ方、タイミングの調整を実施。
DCCにDIYで取り組む時の、面白さでもあり、めんどーくささというか、敬遠されてしまう理由として、物理加工、電気加工に加えてソフト理解と言った多種の作業を実施、内容を理解しなければならないことが挙げられる。
自分の場合も、今回使用のSmileDecoderどころか、DCCのデコーダの中身を弄ると言うのは初の試みではあり、これまでの物理的加工に比べると心理的ハードルも、ちょっと高い作業ではある。
とはいえ、趣味に関することに限らず、”とりあえずやってみる精神”で挑戦、DCCについても”まずはいじってみよう!”でスタートし、ここまで”なんとかなってきた(多分)”ので、”デコーダの中身を調整する”というのもなんとかいけそうな気がする!
先日までの動テストの結果、現時点で気になっているのは以下3点。
①音声バランス:コンプレッサ動作音などの高音が大きい、耳障り
②ドラフト音タイミング:動き出し時の動輪回転開始タイミングとドラフト音のずれ(動輪が動くだいぶ前からドラフト音だけ)
③ドラフト音タイミング:高速運転時の動輪回転速度=主連棒類の往復動作速度と、ドラフト音のズレ(ドラフト音が超高速。音だけなら時速150km出てるんじゃないかと。)
順番にどういった調整ができるのかをトライ&エラーで実施してみた。
詳細まとめの前に、実際に取り組んでみた後の感想としては。
”お?。初見の超素人でも意外となんとかできるぞ。”といった感じ。
これは自分のスキルが高いとか、センスがあるとかそういうことではなく、SmileDecoder /DesktopStationの製品、ソフトが理解、操作しやすく、設計されているということ。
経験豊富な諸先輩の方々と比べてしまうと、自分が行なっているレベルの調整なんというのは入門編レベルかと思われるが、現在自分の目標としている状態=上記3点の改善くらいなら、素人でもできるぞ、という参考例になれればよしとしよう!
なお作業はDesktopStation HPからDLが行えるDSSP(DesktopStation SoundProgrammer)というアプリケーションを使用する。基本的な使い方、接続方法は以前のブログにもまとめたので、ここでは詳細説明は割愛。
まずは音量、音量バランスの調整について、以下作業内容、手順を順番に。
①音声バランスの調整
使用するスピーカ自体の性能、特性、スピーカ周辺の音響状態(エンクロージャの形状やサイズなど)によって、同じ音声ファイルを再生しても、響き方、聞こえ方が異なるのは当然。
鉄道模型の中に仕込む小型のスピーカは基本的に
”低音が薄い=低音の音量が不足気味”
”高音が耳障り=高音が反響し、シャカシャカとした軽く耳障りな状態”
になることが多いらしい。
で、この状態を補正する方法はいくつかあるようだが、DSSPのソフト内にはすでに以下のような機能が設けられている。
補正方法① 高音、低音補正
補正方法② ファイル毎の音量調整
まずは①の手順。
DSSP画面左側には、”一般”〜”ログ”まで各種の詳細設定メニュが用意されている。
”CV編集”タブの中に全てのCV値の内容と設定値が表示されているので、目的のCV値を探して調整するというのが基本の理解。
各々のcv値が何を意味しているのか?
数字の大小がどう機能するのかについては、DSSPの、使用マニュアルなどに詳細説明があるので、ここでは目的の内容にのみ着目。
CV値の中でも、メジャーなものについては画面右側の各タブが用意されている。
サウンド調整用の3つのパラメータについてはこの通り。

マスター音量、イコライザ低域、イコライザ高域の3つの調整項目が表示されている。
CV63というのがマスター音量=音声の再生時の音量(全音声ファイルに適用)であり、0〜255の数値で設定する。
CV196というのは1〜32で設定する低音〜中音域(800Hz=パトカーのサイレンくらいの音程以下)の強弱補正。
16がデフォルトなので、蒸気機関車のドラフト音を太く、強くしたい今回はこの値を少し大きくしておいた。
今回の場合、三十程度まで大きくすると音が割れたり(バリバリという音が混じる)スピーカ自体が振動を始めるようなのでちょうど良いバランスを探して25の設定に。
逆にCV197というのがそれ以上の高音域の強弱補正。高音が耳障りに聞こえる状況なので、自分の場合は設定値を16>10に低下させたことで、高音のキンキンした音がだいぶ軽減できた。
値の変更を行ったら、画面いちばん左に表示されているCV値書き込みボタンを押してデコーダへの書き込みを実行する。
次に2番目の調整方法。
調整方法自体は至ってシンプル。
目的の音声ファイルの、音量設定を100%を基準に上下に変更するだけ。
SmileSoundの仕組みを理解した限りで簡単にまとめると、wav形式の音声ファイルが複数用意されており、それぞれの音声を再生するタイミングが、サウンドフローというファイル内に記述、定義されている。
このサウンドフローのファイル自体の編集も、DSSPで行えるのでより詳細な調整が必要な場合はこれを弄ることになるが、今回の目標は音量調整だけなのでフローの変更は必要なし。
各ファイルがどんな音声なのかはファイル名をダブルクリックすると再生、確認ができる。
今回の作業では
コンプレッサ音(開始、終了、ループなど複数のファイルがある)のファイルを25%
その他ATS、イジェクター 、ノイズなどのファイルも、25から75%程度に設定を変えておいた。
作業終了後は、画面左側の、音声書き込みボタンを使ってデコーダへの書き込みを完了させる。(ブログを書きながら思ったのだご、音量調整だけならもしかしたら書き込みは不要なのかも?)
今日のところはここまでで音量と、音量バランスの調整は完了。次は音声タイミングの調整予定。