秩父と群馬の境目あたりにある巨大な磐座権現岩
毎年、啓蟄に神川町の寿光寺の住職がお祀りをしています。
登山道から少し外れて下ると、巨大な磐座が現れます…
磐座好きな私が、めまいを起こすほど心打たれる巨岩です。
山には突如としてこんな磐座が眼前に現れて、呆然とすることがあります。その威力というか威厳というか神の降り来たる場所という感じがします。
一面苔に覆われ、月日の深い沈黙に閉ざされている…
なんとも言いようのない岩です。
今回、一人山歩きで、秩父鉄道の野上駅から登拝。その記録です。小雨混じりで、山は潤っていました。緑が静かに息づく気配がたまりません。沈黙のみが饒舌な会話です。
湿気が岩に張り付き、水を呼び込み、水が緑を呼び込む。そうして山の乾燥が和らぎ、循環の鼓動が蘇る。
乾燥は命を遠ざける。山が荒廃して、乾燥し、表土が流れ、土砂となって人家を襲います。山の保水力を高めるために、大地の再生の技があり、私は一昨年その技術を学びました。
小さきものから大きなものへ
上の写真は10センチに収まるくらいの小さな世界の苔です。
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・他の磐座探訪記「五丈岩」
・秩父の磐座探訪記
来た道を戻ります。緑がみずみずしく、瑞穂の国であるこの島は、命の寝床だと思い知る。。。
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