*ミシャグジ信仰*

ミシャグジとは中部地方を中心に関東・近畿地方の一部に広がる民間信仰(ミシャグジ信仰)で祀られる神(精霊)である。長野県にある諏訪地域はその震源地とされており、実際には諏訪大社の信仰(諏訪信仰)に関わっていると考えられる。全国各地にある霊石を神体として祀る石神信仰や、塞の神・道祖神信仰と関連があるとも考えられる。

 

「ミシャグジ」の発音は「サク」「シャグ」「サグ」「サコ」「サゴ」「ショゴ」などが見られ、中には「おシャモジ様」まであるという。「ミシャグジ」のほかに、「ミシャグチ」「サグジ」「ミサクジ」「ミサグチ」「(お)さんぐうじ」「(お)しゃごじ」「じょぐさん」「しゃごっつぁん」「しゃごったん」など多様な音転呼称がある。〜Wikipedia

(東京に「石神井」という地名がありますが、あれもミシャグジ)

 

秩父地方は、秩父往還を通って諏訪と親交が深く、ミシャグジ関係の遺物が多い。その、秩父のミシャグジを探訪しました。

まず、横瀬のお諏訪さま。横瀬川を見下ろす段丘の上にある。

ちなみに、諏訪神社(多分、他の神社も)台地の端っこ、先、岬(御先)にあることがほとんどです。日本には「先の思想」というのがあって、信仰に関わっていたという中沢新一の話がありました。それは神社という形態を取る前からあるもので、縄文時代の信仰の形だったということです。

 

「先」から異界や異次元に向かって、出発して行くようなイメージがあります。

 

この見事な彫刻群は、横瀬町の指定文化遺産

 

(下写真)奉納されていたらしい木の剣

つるぎは、三種の神器の一つでもあり、神道では特別な意味を持ちます。

言霊学では「剣」は、人の判断力のシンボル

ヤツカ・ココノツカ・トツカ

の3種類あり、判断力の幅(?)を表している(と、言霊学では言う)

 

 

 

見事な彫刻でした

横瀬町大字横瀬4590*個人所有

 

道路沿いの三社合祀社

諏訪・八坂神社・丹生

 

 尺度神社

 

おしゃんぐりさま を探す道中、滅びの美を感じる家屋だったので、写真

 

 

 おしゃんぐりさま 

ミシャグチ神の夢の啓示を受けた地元の人が掘った井戸のそばにある。

ここは地図に載ってないので、探すのが大変でした。

変なおじさんに絡まれて〜(汗)…イヤン、って感じの、ダークな爺さん。ゴミ屋敷を生産中だった。あんた近所に迷惑かけてるだろ!心を入れ替えろって、言いたいくらい。。。( ̄▽ ̄)v

 

 

 

さてお腹が減りました…

昼食は『ほんとのカレー屋』さんで、昼ランチ

これで、ナンつき680円!

 

 

『坂本屋』というお菓子屋さん(どら焼きが美味しいらしい>すでに売り切れ)を通りかかったので、お饅頭を買う。目の前に八坂神社があり、お参り。

やはり、彫刻が立派!

 

社の上部彫刻は、天狗が武士(刀を持っている人)に、巻物を授けている。

巻物って、神社のシンボルによく出てくるけど、何が書いてあるのかヒジョーに気になります。何が書いてあるの???おいなりさんも、口に巻物くわえてるのがあるよね。これも気になるよね。どんな秘密の知恵なんだ。

 

他の彫刻のモチーフは(どこの神社にも必ずと言っていいほどある)鶴亀の『鶴』

大抵、上部には鶴で建物の下の部分には亀が彫刻されてることが多い。

(>>皆野町にある『国神神社』では、上部にに鶴、下部に亀でした)

埼玉県秩父市山田159

 

「鶴亀」は、お能の演目にもあり、イソラ神の漫画に使おうかなと思って調べたら色々面白かった。。。これはまた後でドキドキ

 

 

美の山(蓑山)の滝にも立ち寄りました。

ここは蛇紋岩を伝って水が流れていて、この蛇紋岩という岩がよくヒスイを抱いていることがあるそうな。

>写真:霜降りのような石が蛇紋岩。

蛇紋岩、水、ミシャグチ、石神、蛇、とつながる?

 

(下写真)三宮司橋のおいなりさんの横に、小さなミシャグチの祠

>さんぐうじ稲荷(みさぐち、ミシャグチ)

 

稲荷とミシャグチはセットになることが多いらしいです。古い信仰はこういう形で受け継がれてきました。形態を変えつつ、新しいものに取り入れられ、融合して行くんですね。。。。

 

それは、消え去るのではなく、違う形で残り伝わる。それが、日本の精神のあり方。女性性は、受容し、受け入れ、許し、形を変え、変えつつも相手の中に自己の形を残して行く(ミトコンドリアか!?!みたいな( ̄▽ ̄)。日本人の曖昧さは、美德なのです。西洋化においては、自己主張をすることこそ必要とされてきましたが、日本の持つ曖昧さこそ、争いを収め、融合して行く深い知恵なのです(深すぎて、西洋人には理解できないでしょうね)(自我が肥大化してる日本人にも理解できないね)

日本人はそれを忘れてしまった。いや、一次的に、プロセスとして、自己主張ということを学んだけれども、それさえも曖昧さの中に溶け去らせることができる知恵を日本の精神性は持ってる。

それが、これから目覚めて行くと思います。

それこそ、言霊学が教えること。

「古事記と言霊」に書かれている『言霊学の奥義』です。

融合された自我が、やがて世界融合、ひとつであり多様である世界の礎となって行く。楽しみです!これからの日本はそうなって行くはずなんですから!

 

 

三宮司橋バス停の側

 

 

 

三宮稲荷のそばの諏訪神社

 

 

 *梶の木

諏訪神社の神紋は「梶の葉」

 

ちなみに、うちの裏家紋(なんで裏なのかは知らない)は一枚の梶の葉。

  

 *梶の葉の家紋

 

皆野町三沢の獅子舞で有名

>やはり川の上に建つ

皆野町大字三沢726(三沢字芳ノ入)

 

 

 

 

 

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