これはご存知、坂本龍馬です。
そしてこれは土方歳三です。
見ての通り、二人共とてもカッコいいです。
特に二人のブーツに目がいきますね。
当時、ブーツはとても珍しく、日本人にはおいそれと手に入るしろ物ではありませんでした。
実は当時、龍馬には外国から活動資金が提供されていました。
その窓口になっていたのが長崎の居留地に住むグラバーでした。
このブーツや拳銃もグラバーから貰った物だと言われています。
龍馬を資金面で支えた外国勢力の狙いは?
龍馬はグラバーを利用したのか?
それとも利用されたのか?
そのあたりの歴史的謎解きは様々な本に書かれていますので、ここでは省きますが、興味深いですね。
一方の土方歳三は新選組副隊長で、その後、幕臣に取り立てられ、最後は函館五稜郭で銃撃されて戦死しました。
天然理心流の剣の達人が銃撃され戦死するのも時代を象徴しているようです。
ところで歳三は部下から信頼される人物で、強くて男前。
実際に京都では女性にもてまくり、沢山の恋文を貰っていたようです。しかし歳三は色恋に溺れる人物ではなかったようです。
さて、歳三のロングブーツの入手先は?と考えたら、やはり江戸幕府の長崎貿易から誰かを通じて歳三の手に渡ったと想像できます。
倒幕派の坂本龍馬と佐幕派の土方歳三、敵対する2人が同じ長崎から入手したブーツを履いた写真。
実に感慨深いですね。
歴史の背景に何があったかは別にして、二人とも男が惚れる男であったことは間違いないようです。
坂本龍馬 享年31歳
土方歳三 享年35歳
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和文化デザイン思考講師 成願義夫