吉祥文様 「松竹梅に菊」

松竹梅は慶事に用いられる吉祥文様の代表格です。
中国では、松竹梅を「歳寒三友」といい、高潔な生き方のたとえとしてきました。逆境にあっても節操をまもる君子の象徴とされています。冬の寒さの厳しさの中でも凛とした気高い緑を保つ松、風雨・風雪の中でも志を曲げず、まっすぐに伸びる竹、寒さの中で他の花に先駆けてきりっと美しく咲く梅。

その語源は古代中国の古典書「論語」の中に「益者三友損者三友」という有名な言葉があり、この三人の友を松竹梅にたとえているのだそうです。

菊は日本人にもっとも親しまれている文様の一つです。
菊は放射線状に整っているため太陽になぞられ 
百花中、最上位にランクされています。
中国においても漢代より大変好まれた花の一つです。 
当時の神仙思想との繋がりから、不老不死、延命長寿の漢方薬としても利用されてきました。その名残として重陽の節句に菊を眺め、菊酒を飲む習慣が現代でも残っております。
菊は、不老不死、延命長寿、無病息災、邪気払いの基本的意味がある吉祥文様
です。

 

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