今日のNHKのBS放送から。

昭和の歌人ということで、作曲家の三木たかしさんの特集がありました。

何気に、途中から観たのです。


私の好きな歌がたくさん聴けました。

岩崎宏美さん「思秋期」、川中美幸さん「遣らずの雨」、石川さゆりさん「風の盆恋唄」・・・

大好きな曲が一度に聴けて満足です。

特に気にしていなかったのですが、どれも三木たかしさん作曲だったんですね。


まぁ、ただ、この私の好きな一番の理由は、どれも歌詞に魅かれてのことではあるのですが・・・。

でも、三木先生のメロディーだったから、歌詞が惹きたったのでしょう。


その他、テレサ・テンさんの曲などが聴けました。


それから、西城秀樹さんの「若き獅子たち」を中川晃教さんという方が歌いました。


中川晃教さんって、皆さん知ってましたか?


私、名前は見たことあったのですが、まさしく文字を見てただけで、実際、顔も声も、今日、初めて。


いやぁ、彼、素晴らしいの。歌がホントにお上手で、私、感激しました。ビビッときましたよ。

おもいがけない素敵なプレゼントを頂いた気分です。


この人の生の歌声を、今度は聴きに行きたいなと思ってるところです。



12月も半分過ぎて、なんとなくせわしない日々です。

これといって、たいしたこともしてないのですが、あっという間に一日が過ぎちゃう。

ほんとに・・・困ったもんだ(笑)


それでも、毎日のように映画観てます。

NHKで、山本薩夫監督の作品や、ヒッチコックの作品が放映されました。

ほとんど、何回か観てるのですが、改めて観ても感心することしきり。

十分に楽しめました。

その他には「ジェーン・オースティン 秘められた恋」というのを観ました。

あの有名な「高慢と偏見」を書いた著者です。

この本は、私も好きな一冊で、ドラマ化された作品も観てますが、描かれてる人物に非常に興味が持てる作品です。

映画を観て思いましたのは、やはり、オースティン自身の恋愛が下地になってるんだということです。

なるほどですね。恋愛経験がなければ、あれだけの本は書けないですよね・・・。

と、そんなことを思いました。

ちなみに、「高慢と偏見」の映像作品ですが、観るならイギリスBBC版、コリン・ファースがMr.ダーシーを演じたのがベストだと思います。未見の方はぜひ観てみてください。


それから、先日の9日に横浜アリーナに行ってきました。

宇多田ヒカルさんのコンサートです。娘がペプシネックスで入場券を当てて誘ってくれました。

あんな大規模なコンサートははじめてでしたので、いやぁ驚きました。

すごい人でした。満席+立ち見もいっぱい。

新横浜の駅からアリーナまで、券を譲ってほしいと並んでる女性の多かったのにもびっくりです。

コンサートは大音量でこれにも度肝を抜かれる。あれじゃ、歌手が耳が悪くなるっていうのはわかるよね。

音が大きすぎです。あそこまで大きくなくてもよいのになって、おばさんは思いますが・・・。

彼女の歌も、バックの音楽が大音量なので、歌詞がはっきり聴きとれず、私のようなおばさんにはちょっとって感じでした。

でも、ピアフの「愛の賛歌」をヒカルさんご自身で書いたという歌詞を、ピアノの伴奏だけで歌ったのですが、その時に、やはり彼女は歌が上手いんだと思いましたね。素晴らしかったです。

周りを見回すと、泣いてる方がいっぱい・・・。

娘も泣いてた。隣のお嬢さんは(大きな声では言えないけど)ヤフオクでウン万円で買って来たんだということです。家賃分ぐらい払ったようです。それにも驚きました。もちろん、彼女も泣いてました。

会場の一角が、どうやらゲスト席のようで、開演時間ギリギリにそれらしき人たちがドドッと入ってきてましたが、その方たちが、コンサートの最中に堂々と携帯のカメラで映してるのにびっくり。あれって反則ですよね。観客の入場にあたっては、結構な規制を強いてるのに、スポンサーや関係者には非常に甘いのですね。


まぁ、娘とコンサートというのもはじめてで、おかげさまで楽しかったです。

宇多田ヒカルさんの今後にも期待してますし、人間生活を送ろうという彼女のこれからに幸多いことを祈るのみです。



私は、来週末に入院予定。がんばらねばです。

先日、立て続けに映画をじっくり観ました。


渡辺謙さん特集ということで、まだ観てなかったこの2本。


謙さん以外に共通点がありました。

太陽と、脚本家の方です。

太陽はさておいて、映画は、シナリオがしっかりしていないと、いくら俳優さんがよくても浮かばれません。


この2作は、脚本が良く書けてると思います。

興味深く楽しめました。


まぁ、どっちも、モデルのある話が原作で、その場合、脚色という形になるのですが、これはこれで脚本家は大変なご苦労があるかと思われます。


でも、うまくいくと、話にリアリティがあるので、説得力が違ってきて、そこにもってきて俳優さん達がはまると、作品はがぜん光ってくるのです。


どちらの作品も、そういうことがうまく回った佳作でした。


ただ、個人的には、ラストがどちらもちょっと物足りなかったのですが・・・。

あんなふうに、感動的っぽくするより、もっと淡々と・・・って、私の好みですが。


「沈まぬ太陽」は、ご存知、山崎豊子さん原作です。日本航空の御巣鷹山事故が出てきて、当時の日本航空の内部事情をモデルに書かれた大作。

もちろん、映画の中身が全部ホントのことだなんて思いません。

でも、きっとこんなふうだったんだろうって、思ってしまいました。

スミマセン、日本航空の方々・・・。

でも、今の日本航空の有りようを見てれば、納得しちゃうかも・・・。

そして、日本航空が破たんしてきた理由は、こういうところにあったのねと思ってしまいます。


それにしても、あの事故で無念の死をとげた520名のことを思うと、今でも胸が痛みます。

あの年は子供が生まれ親になった年でした。だからか、あの時の悲しい気持ちをよく覚えております。



「陽はまた昇る」は、日本ビクターがビデオ事業でVHSを開発、ソニーのベータとの闘いに挑んだ物語です。

ここには、一人の立派な上司が出て来ました。

しかし、会社の上層部は、ビデオ事業が今後の重要案件であることは認めつつも、自ら開発するような体制は考えておらず、当時の事業部は工場の隅っこの廃屋同然の建屋で修理だけをしていた。

そこに、開発室長だった主人公が事業部長として着任します。左遷です。

ですが、ここで、この事業部長は頑張るのです。自分たちで、家庭用ホームビデオを開発するんだと燃えるんです。


こっちは素敵な物語になっています。観ていて、仕事に賭ける男の人たちの気持ちに圧倒されました。




あっ、共通点がもう一つありました。


奥さんの内助の功です。

どちらの作品も、素晴らしい日本の理想の女性になってました。

脚本家が同じというのは、こういうところにも出てますね・・・・。