とある日曜日、

4年ぶりに横浜・みなとみらいへ行った。

目的は・・・

LIVEやファンミなどでみなとみらいへ行くたびに

目にしていたあの大きな船船日本丸

 

この日はその船の帆を広げる作業が見学できる日。

帆船 日本丸は1930年(昭和5年)に建造。

船員を目指す実習生を育てるための

航海練習船として54年間活躍。

戦時中は石炭などの輸送船として、

戦後は海外在留邦人の復員船としても使われ

1984年(昭和59年)に引退して横浜へ。

2017年(平成29年)に国の重要文化財となった。

あの大きな船にそんな歴史があったなんて

この日まで全く知らなかったわぁー。

全長 97.05m

幅 12.95m

深さ 7.85m

総トン数 2279.69t

9時半に駅で友達と待ち合わせて

作業が始まるまで乗船して船内を見学。

警備室

(上左から)潮汐表、天測暦、

(下左から)大洋航路誌、国際信号書、灯台表

 

手前のオレンジの柱がメインマスト

1番大きいマストなので高さは水面から46mもある。

 

こちらは船首にあるフォアマスト

沢山のロープがある。

 

甲板みがき

砂と海水を撒いてヤシの実でゴシゴシやるらしい。

 

船首から下をのぞき込んでみたら

クラゲがいっぱいいた宇宙人宇宙人宇宙人宇宙人宇宙人

白い点々はみんなクラゲ

 

揚錨機(ようびょうき)

 

キャプスタン

壁に立てかけてある棒を穴に差し込んで

押して回すとロープを巻き取ることが出来る。

 

通風筒

エアコンなどがない時代だったので

これで外気を取り入れて船内を換気していた。

 

実習生室

2段ベッドが4つの8人部屋。

ベッドの幅が狭い・・・寝返りうてんがなふとん1
 

操機長室

 

こんな感じで偉い人は個室、

その他の人は数人で同じ部屋を使っていた。

 

診察室病室

長い航海に出るので当然お医者さんも乗船していて

レントゲン検査や手術なども出来た。

 

機関部食堂

機関部員の食堂で娯楽室としても使用。

船が揺れても食器などが落ちないようになってる。

 

機関室

600馬力のディーゼル機関が2基搭載されていた。

 

調理室

オーブン

釜&フライヤー

ココで百数十人分の食事が作られていた。

 

船長公室

船長私室

船長浴室

清水に限りがあるため入浴は週2回。

海水を蒸気で沸かして入浴し

最後の上がり湯のみ清水を使用(1人洗面器3杯)

 

1等航海士室

 

通信長室

 

3等航海士室

 

士官サロン

士官が食事や会議などをする場所で

天井(天窓)には綺麗なステンドグラス。

日本丸の脇にはさそり座、北極星、南十字星、北斗七星

 

事務室

 

船医室

船員の階級・職務は制服の肩章・袖章の

金筋の数とその間の色で分るようになっている。

 船長・機関長→4本

 1等航海士・機関士→3本

 2等航海士・機関士→2本

 3等航海士・機関士→1本

 

 船長・航海士→黒(=海)

 機関長・機関士→紫(=油)

 通信長・通信士→緑(=陸)

 パーサー・事務職員→白(=紙)

 船医→赤(=血)

 

船乗り結び

船乗りは多種多様なロープの取り扱いをするので

その用途に応じた多彩な結び方を習得する。

その技術を応用し古いロープを再利用して

マットやベルト、額縁なども作っていたようで

船内の至る所に展示してあった。

↑船長公室の出入口に敷いてあったマット

 

通路

 

階段

通路も階段もレトロな感じがイイねグッド!

 

海図室

 

無線室

 

救命艇

定員40名、重量約2.000kgの救命艇が6艇あり

救助が来るまでに必要な物(水や食糧など)が積んである。

その他に救命いかだが4つある。

 

船首から3つ目にあるのがマズンマスト

 

船尾にあるのがジガーマスト

約40分かけて船内のアチコチを見学して

乗船した時とは反対側に下船。

展帆作業を見学する用の椅子が並べてあったので

そこに座って待機。

 

 

 

・・・・・To be continued