ここひと月の読書覚え書き。

⚫︎池谷裕二x中村うさぎ『脳はみんな病んでいる』

脳研究者である池谷先生と小説家中村うさぎさんの対談集。
この二人の対談集はずいぶん前に読みましたが、久しぶりの続編みたいなのを書店で見つけたので…

おふたりが率直に脳について話せば話すほど、哲学的なモードになっていくのが興味深いです。



⚫︎宮部みゆき『三島屋変調百物語⑨ 青瓜不動』


ずっと読み続けてるシリーズ新巻。

怪異譚だけど、結局一番怖いのは人の心なのよんえーと、毎巻読む度に思います。

どの章も切実な祈りを感じます。



⚫︎カン・ミガン『赤い袖先』


ジュノ主演のドラマ『赤い袖先』があまりに良かったので取り寄せた原作本。


やっと上巻を読み終えそうなところです。翻訳本を発行するにあたり、簡単な時代背景や用語解説もあり読みやすい。

ドラマでは「なんでそうなるのん?」と思った宮女ドギムの胸中を理解するのを助けてくれますね〜

ドラマと少し違う点もあり。


著者カン・ミガンは現在32〜33歳で、高校生の頃にこの本の草稿を書きだしたとかびっくり 

著者は学生時代に宮部みゆきや恩田陸の本を愛読していたので、日本で翻訳本が刊行されるのは感慨深いと巻末あとがきにありました。


古典から現代小説まで日本文学はかなり韓国で翻訳され人気があるようです。

翻訳本は日本が米英仏を抑えて日本がダントツ一位だそうな…


逆に日本ではまだ韓国文学翻訳本は少ないですよね?

私も2〜3冊くらいしか読んだことがありませんが、もっとたくさんいろんな作品を紹介してほしいと思いますね〜



⚫︎小暮真琴&Kang Hibong『韓国ひとめぼれ感動旅』


たまたまアメブロでみつけたブロガーさんの本が面白そうなんで、Amazonで取り寄せました。


現地の人々との交流や各地域の歴史などにも触れていて、ソウル以外の街の様子もわかりやすい。

ドラマロケ地なども詳細に書かれていて、韓国ドラマファンの私にとってはうれしい限り口笛


次回韓国に行く時に参考にしよう。

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