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ありがとうございます
病気の敵は笑いと
楽しい気持ちです
6年前、私は肺癌と膀胱癌のため長期
の入院を余儀なくされましました。
抗癌剤は強い薬です。当然副作用も強
く出ます。 次第に弱っていく自分の身
体を自覚せざるを得ませんでした。
副作用のために、食事をとることも出来
ない状態に陥り、入院時の体重は74，5
kg(身長180cm）でしたが、なんと52，5kg
まで激減して、歩行も困難な状態でした
が、奇跡的と言える治癒力のお陰で無事
退院することができました。
退院後、リハビリのために、散歩をするよ
うにしましたが、 緩やかな坂道でも息は
上がって立ち往生、休憩しないと歩けない
のです。
情けない有り様で、通りがかりの人に「大
丈夫ですか」と声をかけられるほどでした。
「この状態が続いたらどうしよう」「このまま
だめになるのでは」と 心の中は不安でい
っぱいでした。
前向きな自分でいたいのに、お腹の底
から湧き上がってくる、元気な時の、あ
の熱いエネルギーを感じることが出来
ないのです。
湧き上がってくる気配すらありませんで
した。
そんなある日、散歩の途中で横断歩道
の白線にふと目を落とすと、消えかかっ
ている白線の部分が力強い「力」という
字に見えたのです。
この字を見たときに、神様からのプレゼ
ントだと直感いたしました。
その時、「力は自分の中にある」と悟った
です。
先程まで、前かがみでよろよろの状態の
歩きだったのに、 横断歩道を渡り終える
頃には、背筋を伸ばして歩いている自分
がいました。
「力は自分の中にある」と気づいてからは、
強い自分に戻れました。
自分の力の源はなんなのかを探求するよ
うになって、「病気後はほとんど笑っていな
い」 「なにも楽しんでいない」 ことに気づ
いたのです。
つとめて笑うこと、楽しいことを探すことで、
心の中にある不安、心配を追いだすことが
できるようになっていったのです。
いまでも散歩の時は、路上観察を楽しんで
います。
いろいろなものとの出会い、たとえ出会わな
くても探しているだけで楽しいのです。
お陰で体力は、病気前の水準に近い状態に
もどりました。
あなたも、つとめて笑うこと、楽しいことを探し、
「力は自分の中にある」と信じて、心の中にあ
る不安、心配ごとをなくしてください。
君がいると、
毎日が面白い！
画像は今日のクニちゃん♂です。
保護して175日目。
推定年齢は約２０５日、
まだまだ、やんちゃ盛りです。
今日もお読み頂き、ありがとうございました。
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