実は・・・
 
 
『料理昇降機』
 
会場にて差し上げた、
 
黒い封筒。
 
 
その中に、
 
「最終指令」
 
というのが封入されていたと思うのですが。
 
 
 
わたくし・・・
 
 
 
間違いを犯してしまっておりました!!
 
 
 
 
その「最終指令」とは、
 
「以下の文章(パンフレット)から、劇中の指令を探れ」
 
というものだったのですが。
 
 
 
ちなみに、これ。
 
 
お分かりになった方、いらっしゃいますか・・・??
 
 
 
まぁ、この指令については、僕のちょっとした「遊び」だったので、正直、答えを出すのはかなり困難。
 
なかなか、お分かりになった方はいらっしゃらないかと思いますが。
 
 
 
ではでは。
 
 
 
ちょっぴり答え合わせをしながら。
 
 
 
僕が犯してしまった「ミス」についても、謝罪いたしたくm(_ _)mあせる
 
 
 
 
お手元に、このパンフレットがある方は。
 
 
 
まず、当日にブログで出された
 
 
指令−3
 
 
「オレンジ色」
 
 
というのを思い出してみてください。
 
 
 
そしてまた、パンフレットを見てみると・・・
 
 
 
 
・・・お!?
 
 
 
 
このパンフレットの文章の中に、オレンジ色に染まった文字が・・・
 
 
 
 
さてさて、その文字をピックアップしてみてください。
 
 
 
 
まずは、タイトル文字の中から・・・
 
 
「降」
 
 
 
そして、オレンジ色に染まったアルファベットを順番に拾っていくと
 
 
「L、L、A、I、S、K、G」
 
 
 
 
・・・はい。
 
 
 
実は、このオレンジ色の文字にヒントが隠されていたのですが。
 
 
 
あろうことか、オレンジ色に染める文字、デザインする時に
 
 
間違えちゃったんです。。。
 
 
 
「L、L、A、I、S、K、G」
 
 
 
のうち、「A」が、間違い。
 
 
本当は、「U」
 
 
「L、L、U、I、S、K、G」
 
 
この文字列が、本当のヒントなんです。
 
 
すみません・・・
 
 
 
とは言え、これでも「何のこっちゃ??」ですよね。
 
 
 
そこで。
 
 
こんな時は、よくある「探偵モノ」の小説や映画を思い出してみてください。
 
 
 
意味不明な文字列が登場した時、主人公はそれを、どう判断するか??
 
 
 
 
・・・そう、
 
 
アナグラム
 
 
です!!
 
 
 
 
 
日本語のオレンジ文字
 
「降」
 
をヒントに、
 
 
「L、L、U、I、S、K、G」
 
 
を並べ替えてみましょう!!
 
 
 
 
 
むむ・・・
 
 
 
 
 
んんん・・・
 
 
 
 
 
 
まさか・・・??
 
 
 
 
 
 
お、おぉ・・・!!
 
 
 
 
 
 
「K、I、L、L、G、U、S」
 
 
 
 
 
・・・はい。
 
 
 
 
 
本編を最後までご覧になった方は、もうお判りですね??
 
 
 
 
 
というわけで。
 
 
 
 
結局、僕がスペリングを間違えてしまった(×GAS→○GUS)ので、グズグズな結果になってしまった、最終指令(笑)
 
まぁ、これに関しては、本編をご覧いただければ分かることですし、僕のちょっとした遊びだったので、どうぞお許しください・・・叫びあせるあせる
 
 
 
ただ。
 
 
 
やはり、本編をご覧いただくとわかるのですが。
 
 
 
このメッセージ、ベンは決して、そのままの言葉で上層部から受け取ったわけではありませんよね。
 
ベンはあくまで「男が到着した」とだけしか聞いていなかったように見受けられます。
 
 
 
しかし。
 
 
 
その裏にある、上層部の意図は。
 
 
 
 
思慮深く、従順なベンではなく・・・
 
 
 
ちょっと頭がヨワいのではないかと思わせるほどに思慮に欠ける…しかし、直感的で、本能的な洞察力で核心を言い当ててしまうガスを、この仕事から
 
 
「降」
 
 
ろすことに決めたわけですね。
 
 
 
つまり、上層部の意図は、
 
 
「K、I、L、L、G、U、S」
 
 
 
 
・・・でも、本来、どちらが有能な人物なんでしょう??
 
 
当然、人間の有能さに優劣などありません。
 
 
すべての人が、それぞれの才能を持っている。
 
 
あるとすれば、適材適所かどうか、だけ。
 
 
 
殺し屋の世界も、あくまで社会の縮図だと考えたとき。
 
 
上層に陣取る幹部ではなく、最前線の実行部隊・・・
 
 
よく言うところの「コマ」として働かされている、ベンとガス。
 
 
この立場の二人のどちらかをリストラするとしたら。
 
 
 
うん。。。
 
 
 
社会って、確かに。
 
こんな「適材適所」の判断、しますよね…。
 
 
 
 
 
ブラッド・ピットが製作・主演した映画「ジャッキー・コーガン」。
 
この映画でも、社会の縮図というか、あくまで一般の社会の延長線上にある仕事として、殺し屋の社会が描かれていましたよね。
 
一般社会に不況の波が立った時、殺し屋社会にも不況のあおりが来て。
 
腕利きの殺し屋が「不況だよ」とボヤく姿が描かれてました。
 
 
 
『料理昇降機』も、「殺し屋」という設定を上手く生かし、やはり、社会の問題点をあぶり出しているのだと考えています。。。