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ローマ法王崩御のためコンクラーべで選ばれたメルヴィルだったが、自分はその地位に相応しくないと心身に不調をきたし、信者を前にして就任式での挨拶をドタキャンしてしまい、慌てる関係者たちだったが…。
あした「教皇選挙」を観に行くので、それらしいものを〜と物色。このブログではこれとか
これとか
観たけど。今作は2011年の作品で日本でも公開されたようだが、コメディとあるがぜんぜん違った。
108名の枢機卿が集まり、投票で法王を選ぶのだが、みんな自分が選ばれないようにと祈っている。そんな中で選ばれたのがオッズ90倍のメルヴィル。
思いもよらない選挙結果に動揺している間に周囲の枢機卿たちから詰められ、ローマ法王という重積を引き受けてしまう。だが、プレッシャーのあまり、極秘裏にセッティングされた街中のセラピストとのセッションのあと遁走。
実はメルヴィルが役者志望だったとか、逃避行の最中に劇団員と懇意になるとか、いっぽうメルヴィル不在を隠そうと画策したりバレーボール大会が催されたり…いろんなエピソードが展開して大団円に終わると思いきや、なのである。
いちおうメルヴィルは自分は「神に選ばれた」と認めるのだが、「導く者ではなく導かれる者」と自分を見ており、今作が言いたかったことは神様も間違えるってことなのか、神様が選んでも自分が嫌なら辞めてもいいんだよってことなのか。
メルヴィルを連れ戻すシーンもえげつないし、ラストのモヤモヤ&肩透かしっぷりがなかなかでございました。