シネリーブル

 

 

過去。青年王子アーディタは寺院で養われている美しい孤児ナンディニと出会い恋に落ちる。婚約者として家族に紹介するが、身分の差で二人は引き離されてしまう。

 

 

現在。海で死んだと思われていたアルンモリとデーヴァンは聾唖の奥方に救われていた。プーングラリとデーヴァンは重症のアルンモリを僧院に運び手当てをしてもらう。だがパーンディヤの残党に狙われ、アルンモリを逃したデーヴァンは捕まる。そこでパーンディアの残党とナンディニが手を組み、チョーラ派を滅ぼそうと企てているのを知る。

 

 

自分を救った聾唖の奥方がナンディニに似ていることを教える代わりに、デーヴァンは生き延びる。王家三きょうだいは僧院で再会を果たすが、アーディタはひとりナンディニに会いにカダンプール城に向かう。それを秘密裏にデーヴァンは追う。

 

 

タイジャイに戻ったクンダヴァイは父王スンダラと王太后に聾唖の奥方(マンダーキニ)とナンディニの出自を尋ね、ナンディニと自分達がきょうだいではない事を確認する。城に戻ったアーディタはパルヴェート侯らと領地について打診する。

 

 

追っ手をかいくぐりアルンモリとデーヴァンはタンジャイ城に到着、パーンディヤの残党が王を狙い、彼を守ったマンダーキニは王の腕のなかで死亡する。アーディタは城内で自分を狙うナンディニに自分を刺殺させる。アーディタの亡骸を抱えて姿を現したデーヴァンは捕えられる。皇太子を守れなかった事をスンダラやアルンモリに告げるが事なきを得る。

 

 

城から脱出したナンディニはアーディタを失った悲しみにくれていたが、自分がパーンディヤ王と彼にレイプされたマンターキニとの子供であることを知り、ポンニ河で自殺する。

 

 

チョーラ派と諸王国同盟との戦いになるが、マドゥランダカが寝返る。チョーラ派が勝利を収め、スンダラ王はアルンモリに王冠を授けようとするが、アルンモリはそれをそのままアドゥランダカに授ける。アルンモリはかつてアドゥランダカが王位継承者だったことを忘れてはいなかったからだ。

 

 

アルンモリはデーヴァンとともに大海に乗り出し、アドゥランダカが崩御したあと、ラージャラージャ一世として治世を行った。

 

 

いや〜、見応えがあった。誰が主人公というわけではないけど、PS2は聾唖の奥方マンダーキニと王スンダラ、ナンディニと皇太子アーディタという父子二代に渡る悲恋がクローズアップされた話ではあったかな。ちょっとシェークスピアっぽいというか…。

 

 

人格者の弟王子もブレなくてカッコ良かった。最後の最後で「えっ?」という行動に出てくれてさらに男をあげてくれてビックリした(その辺りPS1でゴチャゴチャ話はされてた)。華麗なアクションも魅せてくれたし、象使いより象を上手く扱えるのもステキ〜! 

 

 

デーヴァンも頑張ってたな。ほんと愛嬌のある男だよ。クンダヴァイとはどうなったんだろう…。このシーン好き〜(↓)。

 

 

そんで合戦シーンね、あれ、すごかった。CGも使っているのだろうけど、「映画見た~」って感じがした。リドスコの「ナポレオン」とかこういうのを期待してたんだな~自分ってちょっと思ちゃったよ。ははは。洋画や邦画の歴史大河が好きな人は気にいるかも~。原作が読みたいけど、誰か日本語訳にしてくれないかな〜。予告を貼り付けてみたけど、実はフルで観れるんだよねYouTubeで。英語字幕ですけどね。