ヒュートラ渋谷。

 

 

イタリア旅行に出かけたデンマーク人家族ビャアン、ルイーセとその娘アウネス。旅行先で知り合ったオランダ人家族パトリックとカリンと仲良くなる。帰宅後、デンマーク人一家は別荘に招待するという手紙をオランダ人家族からもらう。ビャアンとルイーセは娘を伴って出かけるが…。

 

 

いやーーー、救いがない。マカボイでハリウッドリメイクが予定されているスリラー。デンマークとオランダの合作のわりに北欧っぽいビジュアルが少ないのはメインとなる地がオランダの僻地だからなのか。

 

 

気軽に泊まりに行った別荘で、ホスト夫婦の言動に少しずつ違和感というか不快感が募っていくビャアンとルイーセ。些細な会話やちょっとした嫌味とか、害のない無神経さとかなんだけど。

 

 

それがアウネスに及ぶようになり、まずルイーセがブチギレる。出ていくのだが、アウネスが可愛がっているぬいぐるみを置いてきたので別荘に戻ってしまう。一旦仲直りするものの、ホスト夫婦の息子アーベルへの虐待に今度はビャアンが根を上げる。

 

 

だが、すでに遅かった…何度も帰る機会はあったのに。じわじわと追い詰められていく夫婦の顔演技がとても良かった。知らないひとに着いて行ってはいけませんと子どもの頃よく言われたものだが、大人になっても知らないひとの家に行ってはいけません、という教訓を得た。