U-NEXT。全6話。

 
 

アラスカ。科学研究所で研究員全員が行方不明になる。その後、海で遺体が見つかるが全員凍死していた。事件性を疑い、凍った遺体を倉庫に運ぶ。遺体の山が溶け出したところ、研究員の総人数にひとり足りないことが発覚する。いっぽう現場に残された「舌」が過去の未解決殺人事件の被害者(先住民)のものであることが分かり、今回の事件との関連性が疑われるが…。

 

 

シーズン4と銘打ってはいるが、このTRUE DETECTIVEシリーズはシーズン毎に話も登場人物も独立してるので、S4だけみても問題なし。

 

 

imdbではかなり評価が厳しいのだが、いにしえのおばちゃん的にはとても面白かった。ところどころで「えっ」って声が出ちゃうし。女警官バディものではあるがコールドケース+Xファイルって雰囲気かな。SFではなくスピリチュアルなテイストだけど。

 

 

なにしろ研究員のご遺体のビジュアルがヤバくて、それだけでもみてほしいのだが、パワハラ署長ダンヴァース(ジョディ・フォスター)とバイオレンス警官ナヴァロ(元プロボクサーのカーリー・レイス)のキャラが良い。正義を振りかざすタイプの警官じゃないのが非常に良い。それぞれのセフレとの関係性も面白い。

 

 

捜査よりも登場人物のドラマ部分の尺が大きい印象を与えるのが低評価の原因なのかもと推察するが、先住民差別、女性差別、DV、家族、親子などについて考えさせられるので見応えがあった。決して本音を語らなかったダンヴァースが「息子はなんて言ってた?」ってナヴァロに訊ねるシーンは思わず涙がちょちょ切れた。

 

 

先住民の女性たちの怒りが鉄槌を下したラストは賛否両論かもしれないけども。どんな人間にも必ず親がいるんだよね、なんてことを思った、当たり前なんだけどね〜。ハンサム要員がひとりだけいて、署長にこき使われて実に大変な目に遭っていた。がんばれ若人。

 

 

オープニングテーマはビリーアイリッシュの昔の曲。歌詞がピッタリ!