イオンシネマ。
 

 

2020年、アメリカ・マサチューセッツ州。会社員をする傍らローリング・キティの名前で配信で投資をアドバイするキース。彼は業績の低迷するゲームストップ社の株に五万ドルを注ぎ込んでいた。彼がゲームストップが不当に低評価されていると語ると、やがて個人投資家がロビンフットを利用し、ゲームストップの株を買い始め…。

 

 

ノーマークだったが夫が思い出したように「これ、観たいんだよねー」と。地味な題材ながらかなり面白かったなー。

 

 

株のことが分からなくても楽しめるのだが、空売りとはなにか、そのリスクとは…というのが分かるとさらに面白い。あとは株を買おうとした時にすぐに買えるアプリ、ロビンフッドね。手軽すぎてヤバい。

 

 

要は金持ち(大口投資家)vs一般市民(小口投資家)の戦い。キースに感化された生活困窮者たちの忍耐力たるや。ゲームストップ株を持ち続けることが夢や希望につながっていて、微妙に良い話のように見える。でも株って基本、博打みたいなところもあるから。それと、売るタイミング…決断力でありましょうか。

 

 

キースのやったことがどこまでが株価操作になるのかは分からないが、今は姿を消してるあたり…。だって普通に競馬のYouTuberもいるしね。ネット社会になって、いろいろ興味深い変化がある。

 

 

ポール・ダノが鉢巻を巻いて粘り強く頑張る姿は応援したくなる。奥さん役がシャイリーン・ウッドリー。ゲームストップの販売員役にアンソニー・ラモス。

 

 

ロビンフッドのCEOウラジミール・テネフ役がセバスタ。「ブルガリア出身」と言ってて、まぁ、本人も移民出身だから説得力ある。

 

 

それと全編を彩るヒップホップ系の音楽が良かったな。