グラシネ(BESTIA)。

 

 

デュランダル議長を倒したキラは平和維持機構コンパスに所属、准将・隊長として総裁ラクスのもとでシンやルナマリアたちと共に地上の戦闘を取り除くべく出動していた。ユーラシア連邦から独立したファウンデーション王国から、ブルーコスモスの大佐ミケールを捕らえるべく共同戦線を張るよう打診されるが…。

 

 

私を超えるSEEDオタクの長女に誘われて行った。

 

 

終了したTVアニメの続編となる映画が製作されると言われ続け、およそ19年前からじーっと待っていたファンにはありがたい一作。TVで脚本を担当された両澤氏は亡くなられたが、半分ほど映画の脚本は出来上がっていたそうで、福田監督は続投、「彼らのその後」を描いた映画版としては違和感はまったくなかった。

 

 

本編のあとキラ達がどういった立ち位置なのか、世界情勢はどうなっているか、コーディネーターを超えた能力を持つアコードとはなんなのか、膨大な数のキャラクターや複数の派閥があるのだが、最終的にファウンデーション対コンパスという図式を観客の頭に入れるまでが分かりやすい。ここ重要。

 

 

あとはテレビシリーズ(ディスティニー)で回を追うごとに嫌われて、けっきょくキラに主人公を取って代わられた可哀想なシン・アスカの処遇。彼がキラのもとで「やんちゃで何も考えてない可愛い部下」というポジションを得て生き生きと動いていて落涙。これでいいのだ。

 

 

そして本編ではラスボスだったキラがカッコ悪くなり、ムッツリで微妙に残念キャラだったアスラン・ザラが出番は少ないものの、拳でもってキラを奮い立たせる役回りとなったところが良い。カガリとの関係も続いているようで安心したファンも多いのでは。

 

 

悪いところはテレビシリーズの名曲があまり使われなかったのと、イザークとディアッカの出番が少なかったところかなー。あとは笑っていいのかダメなのか分かりにくいところが多くて、応援上映とか家で見ていろいろ突っ込みながら見たい作品でもあった。

 

 

 

 

 

 

 

いや〜、昨夜は東京でも雪が降ってしかも雷が鳴り響いて、なんつー天気だったんだ…。今夜も冷えます。皆様お身体お大事に〜。