ネトフリ。
 
 
ハーバー博士が死後の世界があると発表し100万人にのぼる自殺者が出た。ハーバー博士が出演する生放送番組でスタッフが自殺する。博士がその後メディアから姿を消して1年半、自殺者は400万人にまで増えていた。博士の息子ウィルは父のもとにフェリーで向かうが、そこでひとりの女性アイラと出会う。
 
 
2017年の作品。SFラブストーリー。父親の説で多くの自殺者が出ていることに罪の意識を感じているウィル。父は信奉者を集め、カルト集団のような生活をしていた。
 
 
父の装置が出来上がり、来世を見るための実験が行われる。そのために死体を調達したり、自殺願望の理由を告白したりして、ウィルとアイラは仲良くなっていく。
 
 
二人の恋物語がビターテイストで良かったのと、来世の存在を証明するための装置(死人の脳波を使った映像)は本物なのかそれとも…というところも面白い。
 
 
今作がタイムリープものになるのか、マルチバースものになるのかは、オチによって区別がつき辛いのだけれど、他者を愛することによって行動理念が変わってくる地味な主人公が控えめで空気を壊さない。
 
 
博士役にロバート・レッドフォード、アイラにルーニー・マーラ、ウィルの弟役でジェシー・クレモンスなど。俳優陣が贅沢。