タイトルとはまったく関係ないのですが、娘たちに誘われ、ついにワシもApple Musicデビュー。最初にDLしたのは「L.S.D」。あっという間だし月額500円…便利すぎる。タワレコに客がいないのも納得だよね。報告したらCD派の夫は「DLに時間かかるんじゃないの?」って訊くので「あっという間だよ(なぜか得意げ)」に返したら「ふ〜〜〜ん」ってビミョーな反応でしたがね。

 

さて、ゆうべは早めに寝てしまったワシですが、今朝SNSチェックして驚いて布団のなかで「えええ!?」と声が出てしまった。なんとPUDDLE OF MUDDの新譜が出るそうだ。まぁ、こんなニュースで興奮するのは日本で多分10人くらいであろう(数字にはなんの根拠もありません)。

 

 

POMは2001年にメジャーデビュー。この曲(↓)で注目され、歌いかたや曲からニルヴァーナと比較され…


 

ボーカルのウェスの息子さんを起用したPVで有名な「Blurry」が大ヒット。


 

去年アップされた息子とのコラボライブ動画。…!…育ってる!…当たり前ですね。

 

 

 

合計5枚(うち1枚はカヴァー)アルバムを出したPOMはシーンの逆風とおもにボーカルのウェスの壊れっぷりにより自滅の一途を辿る事に。ライヴを始めたものの泥酔してステージをおっ放り出す、飛行機に拳銃を持ち込もうとする、酔っぱらって飛行機から引きずり降ろされる、家庭内暴力、コカイン所持…いったい何度逮捕されれば気が済むのか。ダメ人生まっしぐらの、まるで私の大好きなB級映画の主人公のようなウェス・スキャントリンですが、ギターをとっかえひっかえしながらの歌い方はとてもチャーミング。ライヴの帰り道、「ニャーニャー唱法」と名付けて夫婦で真似したものです。

 

 

今回は彼らの最後となっていたオリジナルアルバムを。

 

 

当時はたいして話題にもならなかったが、個人的には彼らのアルバムの中では一番良くできていると思っている。最初の1曲目から最後の曲まで何回でも聴けるクオリティ。

 

 

10年前に発売されたアルバムの割りには、メタル色やグランジ色がやや払拭されているためシンプルなロックアルバムになっていて、楽曲的には今聴いても古さを感じない。禁止用語頻発のためにところどころ音が飛んでいる…つーか飛びすぎです。

 

カバーアルバムから。ローリングストーンズのGimme Shelter。アコースティックライヴバージョン。


 

35年以上洋楽を聴いていればいろんなバンドが出現しては消えていくのは仕方がない。いにしえのバンドが復活して喜ぶひともいれば「年金ツアーかよ」と斜に構えるひともいる。反応はそれぞれ。飽きっぽいワシとしては彼らの新しい音を生温く待ちたいと思う。