楽しみしていた作品。関東甲信越では渋谷ヒューマントラスト(とうとう夫婦でTGC会員になってしまった。元とれるか心配…)しかやっていないという悲劇。なんで? こんなに面白いのに!

 

 

1980年代アメリカ。潜入捜査官メイザーは無事薬物ディーラーの身柄の確保に成功し、それを機に退職しようとしていたが、同僚のアブレブからある情報を手に入れたと知らせを受ける。

 

 

メイザーはそれをもとに末端の売人や薬物を摘発するのではなく、麻薬カルテルのボスを捕らえるために大規模な潜入捜査を計画する。それは自らが実業家になりすまし、メデジン・カルテルに入り込もうとする作戦だった。

 

 

収監されていた馴染みの犯罪者ドミニクを部下として迎え、資金を預けないかとオスピナにもちかけ、やがて幹部のアルケイノの信頼を得る事に成功するが…。

 

 

 

大好物のアンダーカバーもの。時代がちょっと古いんだけど、それがまたキャストにぴったり。

 

 

基本仕事熱心なメイザーにブライアン・クランストン、チャラいけど潜入捜査が天職のアブレブにジョン・レグイザモ。このふたりが一見仲悪そうなんだけどお互い不足部分を補い合ってる名コンビ。披露宴でアブレブにネクタイを結んで渡してやるメイザーに笑った。

 

 

そして刑務所から引っ張りだしたドミニクもカルテルをどこか甘く見ているメイザーを諭すキャラで、いや〜かっこ良かった。

 

 

カルテル側としては両刀のオスピナ! すっごくキャラが立ってた! メイザーが大事なトコロをオスピナに掴まれてマジワタワタしたところ、超笑った。

 

 

あとは摘発しなきゃなんない相手なのに仲良くなっちゃうアルケイノ〜。

 

 

もうあたしこういうの大好きなんだよね〜。シネ・エスパニョーラの「クリミナル・プラン」もその手で大好物だったんだけど、今回は実話ベースですんでビターな結末でそれは仕方ないね。いろんなエピソードを繋げなきゃならないからちょっと雑なとこもあるんだけど、キャラ立ちが素晴らしく良くって130分という尺があっという間だった。これは円盤欲しいやつだわ〜。