宝珠 如来や菩薩が手に携る珠を「如意宝珠」と呼ぶそうです。仏教の起源インドでは「チンタマーニ」と呼ばれ、願いを叶える霊験あらたかな珠として仏舎利塔(お釈迦さまのご遺骨を収めた塔)の上部に設置されたのが起源のようです。仏教と共に伝来し日本では寺社建築の階段手すりの上部装飾などにも模されるようになり擬宝珠(ぎぼし)と呼ばれ、形状が似ていることからネギの花もそう呼ぶようになったんだそうです。 令和五年 九月 お寺暮らし画帖 正壽寺 ひろか 合掌