存在;ただある自由律俳句: 月が闇に飲まれようとして 街角 淋しく 木々がざわめく 中心のない円周で 風強く 路傍にたたずみ石となる 夜道、月ひとり、わたしもひとり 音が流れる 果てのない中心へ 時が消えていく 夜から夜へ