存在;ただある | 太陽の船に乗る

太陽の船に乗る

ディオニュソスの白夜をゆく

自由律俳句:

 

 

月が闇に飲まれようとして 街角 淋しく

 

 

木々がざわめく 中心のない円周で

 

 

風強く 路傍にたたずみ石となる

 

 

夜道、月ひとり、わたしもひとり

 

 

音が流れる 果てのない中心へ

 

 

時が消えていく 夜から夜へ