宿坊掲示板では、相変わらず聖教新聞や「新・人間革命」への批判が繰り返されている。
歪んだ者の目には、何を見ても歪んで映るのだろう。
例えば、昨日(2月21日)の聖教1面に掲載された池田先生のメッセージ抜粋に対して次のような批判があった。
「今朝の聖教新聞一面での「境智行位」の話。「境」とは役職なんて、先生は仰られていない。以下は2003年の「境智行位」に関する御指導です。(中略)「境」とは獲得すべき真理である。学会の役職にあてはめれば「果たすべき使命」といえよう。」
要は、過去の先生の御指導と今回のメッセージに整合性が無いことを言いたいようだ。
それでは、今回のメッセージを見てみよう。
「その際、仏法で説く「境智行位」の法門に言及。学会の実践で言えば、「境」とは、仏意仏勅の学会の役職に託された使命に当たる。その広宣流布の責任を果たすために、真剣に祈り、誠実に「智慧」を尽くし、「行動」を貫いていく中で、偉大な生命の「位」が連動して輝きわたっていくと論じた。」
見てお分かりの通り、どこにも役職そのものが「境」とは書かれていない。それぞれの役職に即した使命があり、それが「果たすべき使命」なのだ。
つまり、2003年の御指導となんの齟齬も存在していない。
しかし、彼らには齟齬があるように見えてしまう。
御書に「餓鬼は恒河を火と見る人は水と見る天人は甘露と見る水は一なれども果報に随つて別別なり」とある。
彼らには、この世の中が、いったいどのように見えているのだろうか。