'04.12.19【M病院・初受診②】MRIの検査結果

一旦、診察室を出て、その日の内に全脊椎のMRI検査をしてくださいました。

1時間弱かかって検査してくださり、終わったら診療科へ戻りました。

そこから30分程してまた呼んでくださいました。

それでは、結果を聞きたいと思います

『医大の2回目入院した時の後はだいぶ良かったん』

《いや、あまり変わりないです》

『今日のやつを見るとやっぱりそれがちょっと残ってる。前側のやつが』

《やっぱり胸椎の2.3番目辺りですか》

『うん、首の頚椎の3番目ぐらいから胸椎の真ん中辺りまでのこの白いのん。お腹に近いところはもう無いんですよ』

との事でした。

まだ漏れは続いていてたようですね

『もし、11/27のやつで入ったとしても、入ったから綺麗に消えるかと言うと、中から漏れてくる水の勢いとかもあるから、入ってもやっぱりまた洗い流してそこに溜まるっていう事は多々ある。けど、前よりは癒着も進むから症状は良くなっても良いのになって思うんですけどね。ただ、医大の先生も書いてるみたいに、この病気でない症状が出てるのならば、これをどれだけやっつけてもすいかさんの症状は変わらんかもしれんねん。そこが難しいところ。これを上手くやっつける事が出来るかって言うと、背中側からしか出来ないから、何回もやろうとされたんやけど、入れる幅なんて2ミリぐらいやからねそれを入れるのは相当な技術なんですよそんな方法はなかなか麻酔科でもかなり難しいからね。医大の先生はそんな話論文で書いてましたわ、それをされたんやと思うけど、4回目までは上手くいってなかったんちゃうけど、最後に上からやったらたまたま上手くいったと、前の方まできてるんだけど、でも現実に今日のを見るとそれはやっぱり残ってると』

《やっぱりまだ漏れは残ってると》

『うん、まだ漏れはやっぱあるんかなと思う。問題はそれがなんとも言えない。うちでやったら残ってるけどもう様子見ないと仕方ない。2年前にやってるからあれから随分半年・1年する内に起きれるようになってきました、でもやっぱり夕方になったら痛み出すとかそんな感じの人が多くなってきてだんだん来なくなる人が多いんですけど、これが残ってるからこんな症状が出てるんやって思い込みはない』

《別にないんですよねホンマに日によって全く違うくってぇ〜》

『だからこれじゃないと思ってもう行くしか無いんちゃう』

《じゃぁ、これ以上はやることは無いと？》

『だからやるとしたらさっき言った自費診療のブラッドパッチでは無いこれまでやってもらったことのない方法のカテーテルでやってみるかって事。ピタッて入る成功率は今までも10〜15人ぐらいやってもらってるけど、数名なんですよ前に入ったのがね。上手いこといけば、元々の半分残ってる症状がそれより1/3に減らせるかもしれない。けど、周りに入れてるだけやったらあまり言うほど変わりないかもしれないし、元々髄液漏れで残ってる症状でなければ何も変わりませんってなるかもしれないしね』

と、いろいろ説明してくださいました。

でも…………

諦める

『一応今日わかったのは漏れはまだ残ってるんですよ。うちの経験でいうと、永遠に症状が変わりませんって言う感じで続く人はあんまり見たことない。この病気になる前に比べるとそりゃぁ全然まだ悪いですっていう人はおるよ。おるけどずっと永遠に漏れてるからダメ漏れてるからダメって言う人は少ない。段々時間と共に慣れていく人の方が多いんちゃうかな。それでもダメやと思ったらカテーテルっていう方法をやってみるかやね。だから医大の先生の処置は良いんですけど、造影のやつが消えたから治ってるはずは僕はそれはちょっと賛成では無いんですよ。最初の硬膜肥厚が消えたから治ってるはずは、こんな硬膜肥厚でなくてもこんな頭痛の人はいっぱいおるんですよけど、漏れが残ってるから頭痛があるはずもあんまり賛成では無くて、それを外して考えた方がいいんじゃないかな。これぐらいでなかなか治しにくい人は居ると。それでも普通の生活をまぁまぁやってる人はそこそこ居ますね』

と言うことは、もうこのままって事やんな…

そりゃぁマシな時もあるけど、しんどい時はかなりしんどいんよそれでも仕事しないとあかんし、出来れば治して欲しいんやけど

『まぁ、一応その範囲でこの漏れがあるからすぐにカテーテルをやった方が良いはあまり無いなぁ。最後か難しいんですよ。ちょっと今日の話に基づいて様子みて頂いてというところでどうですか』

《これ、いつまで様子みてたらいいんですか》

『ん？いつまででも(笑)カテーテルのんやって欲しいと思う』

《いやぁ〜この症状どうにか治したいんですよ〜》

『でも、ここにピタッと入る率はやっぱり3割ぐらいやと思うんですよ』

《それっていくらぐらいかかるんですか》

『カテーテル代だけでも5万やからね。で、麻酔科の先生呼ぶのも5万ぐらいかかるからね。え〜っと、治療費だけで15万！入院費が1日3万ぐらい点滴とか込でね。だから後は何日入院するか。例えば4日間入院したら12万と治療費が15万で27万と消費税が入るから30万ぐらい。やるとしたら1回やってみるかやなぁ。やるんやったら麻酔科の先生に1度データ見てもらって可能かどうか聞いてみますけどね。そんなんやったら1回やってみたいなぁと思う』

《いやぁ〜どうなんですかねぇ》

『っていうかもう、うちで考えられるのはそれしか無いわ。一緒の研究会でやってる先生で手術でされる先生もいらっしゃるんですよ。カテーテルの方法は斜めから入れて直接前に入れる方法。前回のは首の方から直接1回入ってるんだけどそれはもうまた再発してるからね』

《これをもう1回、C7/T1をやってもらうといきそうな事は無い》

『このままそれだけやってみる保険でまずは。Cの7/1か。それと同じ場所を頚椎弓アプローチの方法でもう1回だけやってみる』

《それは1から入れて2.3には入らない》

『それを期待してやるんですよビューっと広がらないかなぁと思って。ここから入れてグルっと前に回って下まで広がったら儲けもんだし、やったけど2,3cc入れたら痛すぎてもう入りませんと、あんまり無理したら今度は首やからね、そんな無理は出来ないんですよ。前と同じ所でもいいし、刺したところの無いレベルならT1/2やね。やってみて上手くいかなかったら次カテーテル考えるのもそれは良いです。それやったら保険で出来るからお金の心配はする必要無い』