連載性春小説  碧いラフレシアの花 -8ページ目

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代





喪主はまだ結婚していたのでTAKAがつとめた。


売れっ子だったのに、連載も自伝漫画もすべて未完で終わってしまった。







もともと夭折する人だったのだろうか・・・。



KENちゃんは真帆を思い出した。


最初あったときの不健康そうな


どこか死臭のするような


あまり愛せなかった真帆の第一印象を思い出した。



碧い死臭のするような


ラフレシアの花のような子だった・・・・。










真帆が死んだ。



KENちゃんはびっくりしてTVを見ていた。




臨月の雅子さんがそばで画面をじっと見た。





こんなにあっさりと人の死が来るとはKENちゃんは思わなかった。



ワイドショーが「拒食症の末の心臓発作」と報道した。


KENちゃんは真帆の亡骸を想像した。

小柄な真帆がさらに痩せて遺体になるところを想像した。



自分が22歳の時あんなに愛した真帆の体が

もうなくなってしまった。




どうしてこの子はうまくいかなかったんだろう。




KENちゃんの目から涙があふれた。




雅子さんが不思議な顔で


「あなたどうしたの・・?」と言った。

胸に刺すような痛みを感じて真帆はもんどうりうった。


「先生大丈夫ですか?」


アシスタントたちはパニックになった。





「大丈夫よ・・・。最近多いの。ストレスかしらね。」



ぐしゃぐしゃに泣きはらした顔で

真帆が振り絞るように言った。




先生ちゃんと食べているんだろうか・・・


骨と皮だけになったような真帆を見てアシスタントが眉をあげた。