碧いラフレシアの花 その881 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


乱人君はTAKAを不思議そうに見た。


こんなに有名になってもTAKAの女のチョイスは昔と同じで狭かった。



「違う人と結婚やりなおすのも手だよ。」

乱人君があきれたように言った。


「やりなおすのかー。めんどうくさいなぁ。」

TAKAが言った。


乱人君はもう何も言わないようにしたが

ついつい

「しんちゃん、悪そうにしていたよ。」

と言ってしまった。



TAKAが悲しそうに笑った。


「真帆がしんちゃんに興味を示すとは意外だったなぁ。」

TAKAがふざけた口調で言った。


乱人君は「いや、いや、真帆さんは予測不可能だから。」と言った。



「そうだよなぁ。女房の身持ちが悪くて、警察には捕まるし、多分俺のチョイスは最悪なんだろうな。」

TAKAが遠い目で言った。


「思い切って離婚しなよ。覚せい剤じゃ、笑いごとじゃないよ。子供もいる30過ぎの女だよ。TAKAちゃんのキャリアの足かせだよ。」

「足かせかぁ・・・。でもあいつの経済援助で俺は売れたからなぁ。」

「大昔の話でしょ。けじめをつけなよ。」

「けじめって何に?」

「世間のみなさんにだよ。」

「俺は世間とかみなさんとかどうでもいい。妊娠したスタイリストを捨てた鬼だぞ。お前も覚えているだろう?」

「大昔でしょ。あの人だって事務所が怒ってTAKAちゃんが捨てたでしょ。真帆さんにも心を鬼にして・・・。」

「・・・・・・・・・・・。」