「寒いなぁー。」
TAKAが手をすり合わせた。
「うん、今日雪が降るみたいよ。TAKAちゃんライブハウスのイベント今日来る?」
乱人君がお茶を勧めた。
緑茶をすすりながらTAKAが「いや、暇だけどやめとく。」と言った。
「何で?」
「昨日歩いていたら中学生にこうもり傘で突かれて、よっ!ジャンキープロデューサー!とかおちょくられた。当分俺は自粛しておくよ。」
「いやぁ。TAKAちゃん。それでもTAKAちゃんには前科ないし、才能あるからまた、時間の問題でまた軌道に乗ると思うよ。」
「真帆の漫画のせいで散々だ。」
「まあ、いいじゃない。ただの女向けの漫画なんだから。」
「女性票が減った。」
乱人君が苦笑しながら「何か俺、キャラも隅の方にいたよ。髪型とか完全コピーで懐かしかった。俺じゃん・・って思った。」と言った。
「お前キャラは女主人公に体売らせて貢がせたり、妊娠したスタイリストを捨てたりしないだろ。これから全国規模で嫌われるのは俺だ。」
「ああ・・そういえば・・そういうことも・・。」と乱人君が苦笑した。
まあ・・嘘は描いてないよなぁ・・・と乱人君は頭を掻いた。
「何がワタシの生きざまを描いた自伝漫画だ・・・。あいつは覚醒剤で前科ができたから失うものはどうせないんだ。事件後のほうが売れてるみたいだぜ。俺の株価が大暴落だ。」
「いやぁ・・。TAKAちゃん。もう違う女と人生やり直して・・・。」