碧いラフレシアの花 その871 反転 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




TAKAがおそるおそる数時間後、娘の絵里奈と帰宅した後



家の雰囲気とその空気ががらりと変わっているのを



TAKAは察した。





玄関に真帆の母が仁王立ちして立っていた。



真帆はその横で無表情に生気もなく立っていた。





「TAKAちゃん、絵里奈を置いてこの家を出て行ってくれる?」


真帆のお母さんが冷たく言った。




「俺の家なんだけど・・・。」


TAKAがぼそっと言った。



「アンタの家かどうかは裁判しましょうよ。」お母さんが言った。



「薬チュウの裁判なんか時間と金の無駄だ。絵里奈は俺が育てる。」TAKAがきっぱりと言った。




「TAKA・・・。さっき編集部から電話があって、レディースコミックで自伝漫画描かないかって・・・。少女漫画がダメなら大人向きなのを描かないかって・・・。私このままぽしゃりたくない。」


真帆が小声で言った。



「そういわけで、あんたが真帆にアパート代貢がせたこととか、あんたの薬好きとか、真帆に体売らせて借金返済させた話とか全部漫画になるよ。」


お母さんが鼻で笑って言った。



「あんたが娘思いのいい父親を裁判所で演ずれば演ずるほど、真帆の漫画が売れちゃうよ。ついでに裁判所であんたの行いも全部バレるね。」



お母さんが勝ち誇ったようにTAKAに言った。