「悪かったと思ってるよ・・でも・・・。」
真帆が苦しそうに言った。
「基本的にファックスの謝罪文だけでいいからね。会見とかもしないで。手記とか書いたら殺す。」
TAKAがむっとして言った。
「殺す・・って何・・その言い方。」
「いい迷惑なんだよ。」
「ひどい。」
「お前が一番ひどいだろう?」
TAKAが小馬鹿にして言った後、真帆が叫ぶように
「やたらエラそうじゃんよっ!」と言った。
「いい加減にしなさいよ。バカ娘。被害者面するんじゃないよ。」
お母さんが怒った。
「何だよ。覚醒剤最初に持ち込んだのあんたじゃないのっ。売れない時体売って借金返済して貢いであげたの、もう忘れたのっ?」
真帆がTAKAに絶叫した。
真帆がそう言った後お母さんがこわばった顔でTAKAをおそるおそる見た。
「その・・過去の事は・・・後で2人で話そう・・。それよりか・・今後のベストを見つけよう・・な・・?」
とそそくさとTAKAが言って
「パパと散歩に行こうか?ママ怒っちゃったよ・・あはは・・。」
と言いながら絵里奈の手を引いて逃げるようにTAKAが家を出て行った。
残された真帆の顔を真帆のお母さんが呆然と見た。
「幸せ家族だと思ってたんでしょ?私もそう思っていたよ。でもあっけないよ。」
真帆が泣きながらへらへら笑いだした。
「あんたもアンタの人生も狂ってるよ。」
お母さんが悲しそうに言った。
「最初から狂ってたんだよ。多分はずれだね・・・。」
真帆がうわごとのようにぶつぶつ言った。