茅ヶ崎ものがたり その11 茅ヶ崎のこどもたち(80年代初頭) | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


クラスにA君という子がいた。


家は貧しく、母子家庭で大きなお屋敷の隣の小さな家に住んでいた。


A君は変わっていて、A君のお母さんも変わっていた。


A君のお弁当はいつも食パン2枚にジャムを挟んだものとか、子育てやる気がない人のものだった。



「Aの家ってあの家の小屋みてえだな!」


子供は残酷なのだ。


ひでえ事を言う。



肩が凝るのかよくタイガーバームを愛用してる子だった。



「タイガーバームくせえ。」


とお弁当の時間にブーイングが飛んだ。


「タイガーバームだからタイガーだ。」


そういう理由で彼のあだ名が「タイガー」になる。



ある日教室のどヤンキーが「タイガーだから虎刈りだなぁー!」とA君の頭を虎刈りにしてしまった。


A君は泣きながら教室を飛び出して家に帰った。



その後クラスで席替えがあった。


くじ引きで男女ペアの席になるのだ。



それがA君を虎刈りにしたヤンキーがくじ引きを拒否して・・・


「俺、Mの隣ね!」と勝手に決めてしまった。


誰も文句を言えなかった。



こうして何とか連合系のお話し相手にブログ主は指名される。


(そ・・そんな・・ばかなっ・・。)


「Mは話おもしろいしー。」と相手はよろこんでいるのだが


私はこいつが嫌いだった。



その後のブログ主の高校の偏差値は62なのに・・。


(ヤンキーじゃねえよぉ!今でも品がいいですねって言われるよっ!)



ここには民主主義はないのかっ!