真帆が保釈金を払って出てきた。
それでも真帆には希望があった。
わたしはTAKAとやり直せる・・・。
それだけで幸せだった。
自分の家の前に改めて立った真帆が扉を開けた。
これは私の家よ・・・・。
TAKAが買ってくれた私の家よ・・・・。
真帆は外界にはもう興味がなかった。
覚せい剤で逮捕されて
少女漫画の連載は
当然打ち切りになった。
TAKAは捕まらなかった。
外でどんなに忌み嫌われても
全てを許してくれる男が一人いれば
もうどうでも
良かった。
真帆はそのように考えた。