碧いラフレシアの花 その841 しんちゃんと真帆とTAKA | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代






しんちゃんが真帆を家まで送った翌朝に



しんちゃんはTAKAの事務所に電話をかけてみた。






「ああ、TAKAさん。高宮です。」


「ああ、しんちゃんか・・・。どうしたの?」


「え・・っと昨日店に真帆さんが来たんですよ。」


「え?」


「TAKAさんに会いたい・・って。」


「はぁ・・?」


「なんか死にそうに細くて・・・。心配になるから会ってやってくれませんか?」


「いつもだよぉー。それがあいつのテだよ。」


「いや、気になりますよ。かわいそうだから会ってやってくださいよ。」


「面倒臭い。俺だってそれどころじゃない。」


「いや、そうは言わずに。会って優しい言葉をかけてやってくださいよ。絶対死にます。」


「じゃー、お前がマメに会って様子を見て、さらに酷くなったら連絡くれよ。」


「あの体で店をうろちょろされたらまた噂になって写真撮られます。商売あがったりです。」


「んじゃ、お前のアパートかなんかで会えよ。」


「・・・・・・・。」


「お前が面倒見てやれよ。俺は全然かまわない。KENちゃんのお古でよければとってけよ。」


「TAKAさん。それはあんまりですよ。真帆さんが可哀そうです。」


「なんだよ。何で真帆にそんなに構うんだよ。気があるのか?」


「そんなことないですよ。」


しんちゃんは昨日自分が真帆の髪の毛を撫でたことを思い出して、少しぎょっとした。




「おまえだったら絵里奈のまわりをうろちょろしても安心だなぁ。KENちゃんみたいに気が短くないし酒もやらないし・・。俺は全然かまわないよ。俺の代わりに真帆を幸せにしてやれやぁ。」


そう言ってからTAKAがのらりくらりと面倒臭そうに「真帆を抱いて慰めてやればぁ?」としんちゃんに続けて言った。




「え・・遠慮しておきますよ。で・・TAKAさん、今どこに住んでるんですか?」


「それはちょっと言えない。」