碧いラフレシアの花 その840 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


バンの中で真帆が昔を思い出したように


「昔メジャーデビューのすぐ後にKENちゃんとつきあったのをどう思った?」としんちゃんに聞いた。




「びっくりしました。」 しんちゃんが苦笑しながら言った。



「どっちが合ってると思った?」真帆が力なく笑いながら聞いた。



運転をしながら助手席の真帆に「最初からTAKAさんのほうが合ってると思ってましたよ。」としんちゃんが小声で言った。



「あのね・・真帆さん。こういう事言っちゃなんだけど・・・。TAKAさんはそんなに悪い人じゃないし、離婚してもTAKAさんはあの家をくれるわけだから、絵里奈ちゃんと先の心配はいりませんよね?人生は動いているから、もうちょっと自分を大切にして生きてくださいよ・・・。」



「・・・・・・・。」



「いや、こういう事言っちゃいけないんだろうけど、ドラックはほどほどにしてください。あとちゃんと食べてください。」




「時々夢見ながらODして死にたいって思うよ。」


「なんでそうなるんですか?」


「分からない。昔からこうだよ・・・。」




「TAKAさんにはちゃんと電話して言うから、変な気起こさないでくださいよ。」




「私は昔からこうだよ。それで治らない。TAKAとすごくいい夢を見て・・・それで終わっちゃったよ。」





真帆がそう言った後膝に顔をうずめた。



「しんちゃん、助けて。しんちゃんしか頼れる人がいない。」真帆が泣きながら言った。





気が付いたら運転しながらしんちゃんは真帆の髪を撫でていた。