碧いラフレシアの花 その836 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「しんちゃんまた来るからね。」


真帆がきっぱりと言った。



「困ります。」


「出入り禁止なら道端でTAKAを待ってるから。」


「写真撮られたりしますよぉ。」


しんちゃんが泣きそうな声で言った。






真帆の拒食症写真は写真雑誌でのヒットだった。



変にハイプロフィールの男と結婚して真帆の人生は大変なことになった。





「あたしね、高校生の時からTAKAは違う・・と思ったの。この人は違うって。家に行ったらボロくてね。でも楽譜にいっぱい音符が書いてあって・・そういうところが好きだったの。」


しんちゃんは真帆の目を見れなかった。


「この人はこのまま終わらないって思ったの。売れるって思ったの。だって他と違うもの。」




しんちゃんは昔K市で真帆が田中さんとキスしていた現場をTAKAと発見した時の事を思い出した。


TAKAがのろけていたように綺麗な娘だと思った。


付き合った時は処女だったとのろけていた。





あれから何年経ったんだろう・・・。






しんちゃんは真帆がこういう風に終わるとは思わなかった。



こんなアンデスのミイラみたいになって死ぬとは思わなかった。