車の中でTAKAが「ビジネス買っちゃいなよ・・なんて言ってんじゃねえよ。筒抜けだよ。警戒心を与えるだろっ。」と怒りながら言った。
それから乱人君と同じ軽蔑の眼差しで真帆を見ながら
「生意気なんだよ。馬鹿女。」と言い・・・
「お前を連れていくと商売に有利になると思ったが、お前が馬鹿すぎて取り乱しすぎて損が出た。」
と言って真帆の頭をこづいた。
「お前KENちゃんと浮気してたろ?」
TAKAが苦笑して言った。
「してないよ。」
真帆が大声で言い返した。
「しんちゃんは何でも知ってたよ。正直に謝ったら離婚しない。」
「・・・・・・。」
「ウソをつく女は嫌いだ。謝れば許してあげるよ。離婚しないよ。」
TAKAがそう言いながら真帆の手を握った。
信号待ちでTAKAが真帆をじっと見た。
TAKAの顔に信号機の赤い光が反射した。
18歳の時愛したままの同じ美しい男だと真帆は思った。
本当に認めれば許ししてくれるの・・・?
真帆の心臓がバクバクした。
信号が青になって、真帆の顔を青く照らした。