そのうち朝が白々と明けてきた。
結局一睡もしないでTAKAが仕事に出かけて行った。
「このまま車突っ込んで死んだら、生命保険でお詫びできるなぁ。あとは真帆は好きに生きろよ。再婚でもしろよ。」
と車に入りながらTAKAが言った。
「やだよ。死んだら私も後を追う。」
「俺が死んだらKENちゃんと再婚でもすればぁ?好きだったんでしょ?」
TAKAが馬鹿にしたように言った。
TAKAは真帆がKENちゃんとTAKAに隠れて昔不倫していた事を知らなかった。
「やめてよ。もう男はいいよ。」
真帆が悲しそうに言った。
白い地平線をのほうを見ながら
「何があっても一緒だからね。捕まって世間から嫌われ夫婦になってもいいからね。」
と真帆が言った。
「私自殺未遂もODもあるんだよ。死ぬのはあんまり怖くないんだ。」
TAKAが不安そうに真帆を見た。
車の窓に朝のオレンジ色の光が反射した。