碧いラフレシアの花 その796 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

U子さんはそのままKENちゃんの横に転がった。



続きがあることを期待したがどうもそれは一生ないような気がした。




もう一度瞬きをして中村さんの小宇宙のようなアパートの天井の染みを見た。




中村さんやKENちゃんのような人についていくと普通の人生は送れないような気がした。



KENちゃんの寝顔を見ながらU子さんはお化粧バンド時代のLPジャケットのKENちゃんを思い出した。


22歳のKENちゃんなんか想像もつかなかったし、KENちゃんが沢田貴章のバンドの曲を歌っていた事実も奇妙だった。


ついでに沢田貴章の奥さんと20代前半で同棲していたとか、奥さんが結婚した後も2人でずるずる不倫だったのもぎょっとする事実だった。




私は青木さんの事を何も知らない・・・・。



U子さんは悲しくなった。











U子さんは昔処女をあげた、いつも酔っぱらっていたバンドマンを思い出した。


その後U子さんが電話をしたら「忙しいからもう会えない。」とろれつが回らない調子で言った。



「俺はやらしーんだよ。幸子ちゃんのお友達を紹介してくれよ。」



その言葉を聞いて以来、U子さんは彼氏もいなかった。




それからずっとさびしかった。










その後中村さんのバンドの新しいボーカルのKENちゃんが素敵でU子さんはときめいた。





それから何年か経ち、U子さんはKENちゃんのモノをちょっと先っちょだけ入れた。