碧いラフレシアの花 その789 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


その時向こうのテーブルからTAKAのバンドのB・B時代のローディだったしんちゃんがやって来た。



しんちゃんももう30代で、友人数人とライブハウスを共同経営していた。




「何の話してるの?」


しんちゃんが楽しそうに言った。



「KENちゃんを幸せにする会。」


乱人君が言った。



「KENちゃん大丈夫ですかね?飲みすぎですよね。まあ、これから先が大変そうな人ですよね。」


しんちゃんが言った。



酒で完全に潰れているKENちゃんを見て「真帆さんも打ち上げに来れば面白かったのに。」と笑って言った。



「真帆さんって、沢田貴章の奥さんの早坂まりあさんの事ですよね?何か面白そう。昔のこと聞かせてください。僕、沢田貴章ってなんか昔から好きなんです。」


若いローディが言った。



「KENちゃんは、真帆さんと20代前半のころ同棲してたんだよ。真帆さんは沢田貴章と結婚してからもKENちゃんが好きだった。」


しんちゃんが昔を思い出すように言った。



「ずっと音楽をやる男は多いけど、女はすぐにやめてフツーになっちゃう。男はKENちゃんみたいに忘れ去られておっさんになる。あの頃のファンの子達はもう普通の子持ちのおばさんとかだ・・。」


しんちゃんがちょっとさびしそうに言った。