碧いラフレシアの花 その763 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


世間ではその頃からバブルが崩れ始めていた。


TAKAは平気だった。


怪しくなる前に真帆が、TAKAの不動産業に反対し始めて、丁度いい時にホテルも売っていたのだった。




「あぶねえ。あぶねえ。ちょっと遅くなったら歌手のSさんみたいに破算しそうになっていた。」

TAKAが茶目っ気たっぷりに真帆に言った。

「一番いい時に売ったぜ。」

TAKAが高笑いをした。



「ははは。バブルの甘い汁も吸ったし、仕事は好調だし・・・。」そう言いながらTAKAがTV撮影の帰りの車の中で真帆の手を握った。


「いい奥さんと子供もいるし。」

真帆の胸が高鳴った。


「軽井沢の別荘だけは真帆へのギフトだから、使えよ。」

真帆が嬉しそうにうなずいた。


「KENちゃんと結婚しなくてよかったね。」




真帆は苦笑いをした。