碧いラフレシアの花 その762 真帆の幸せ | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



真帆の深夜の減量番組の最終回に、番組の企画でTAKAと真帆はもう一度やり直しの結婚式をした。

ウエディングドレスは有名ブライダルデザイナーがデザインして贈呈した。


最近気がついた事には、真帆は洋服などを無料でもらう事が多かった。

宣伝になるから企業やブランドがタダで真帆に送るのだが、プロデューサー沢田隆章の奥さんというだけで真帆自体がもうブランドだった。


25歳の時に花嫁衣裳を着たが、30歳の時にもう一度着ると感極まった。


真帆はカメラの前で泣いた。


何もないところからここまで来たんだ・・・。

2度と太ったりするもんか・・・。



30年の人生がぎゅうっと濃縮されて

色々な思い出が浮かび上がった。



百貨店で婦人服を売りながら、女子寮でただTAKAからの電話を待つ

冴えない18歳のグルーピー時代を思い出した。


急にKENちゃんとの思い出が蘇った。


KENちゃんと暮らした3年間は真帆の人生で一番幸せだった。

TVのカメラの前では一番愛した人を夫だと述べたがそれは真実ではなかった。





最近真帆はKENちゃんのバンドがついにインディー落ちしたと聞いた。


TAKAが最後に見た時はKENちゃんは風俗の広告のサンドイッチマンをしていた。


今はどこに暮らしているんだろうか。

誰か女の人と一緒なんだろうか・・・・?