碧いラフレシアの花 その714 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



「日本で離婚してもフィリピンのほうでは分からないかもよ。とりあえず結婚しようよ。このままナンシーと別れるのは嫌だ。お願い、結婚して。」



ナンシーは何も答えなかった。


そしてKENちゃんの目を見なかった。


「どうして、そんなにワタシとケコーンしたい?何故奥さんと別れた?」


それは重い質問だった。

KENちゃんの胸に辛い思い出が湧き起こった。



「仕方がなかったんだよ。」

KENちゃんが悲痛な声で答えた。

そう答えるしかなかった。


「前の結婚と違って、今はナンシーを大切にしたいよ。お願い、もう一回幸せになるチャンスを俺にくれ。」


KENちゃんがそう言いながら土下座した。









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