「高校生の時もこんなだったんでしょ?お母さんとお医者さんが言ってたよ。また復活してみせてよ。」
「うるさいなぁ・・・・。」
真帆が布団を被ったままうなるように言った。
高校生の時と違うのは変にハイプロフィールになって世間が自分の病状に注目しているということだった。
TAKAが布団の中に手を入れて真帆の手をさぐって握ってみた。
真帆は握り返さなかった。
病室を出るときに
「死んだりしないでね。」とTAKAは言ってみた。
何も返事はなかった。
外を出たらサクラの花がいっぱい咲いていた。
そういえば真帆に会ったのは丁度10年前だったんだ・・・・・。10年前の今頃だ。
TAKAは急に寄る年波を感じた。
公衆電話から家に電話をしたらTAKAの娘が嬉しそうに片言の言葉で話してくれた。