碧いラフレシアの花 その676 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「高校生の時もこんなだったんでしょ?お母さんとお医者さんが言ってたよ。また復活してみせてよ。」

「うるさいなぁ・・・・。」

真帆が布団を被ったままうなるように言った。




高校生の時と違うのは変にハイプロフィールになって世間が自分の病状に注目しているということだった。




TAKAが布団の中に手を入れて真帆の手をさぐって握ってみた。


真帆は握り返さなかった。






病室を出るときに

「死んだりしないでね。」とTAKAは言ってみた。


何も返事はなかった。









外を出たらサクラの花がいっぱい咲いていた。




そういえば真帆に会ったのは丁度10年前だったんだ・・・・・。10年前の今頃だ。





TAKAは急に寄る年波を感じた。








公衆電話から家に電話をしたらTAKAの娘が嬉しそうに片言の言葉で話してくれた。